外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日
先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。
ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が所得減税を含む1500億ドルの緊急経済対策を発表、米政府はモノライン(金融保証会社)を支援、NY州保険局が支援を進めていることである。つまり、①金利を大幅に引き下げ、②財政支援を行い、③住宅金融システムを安定化させることで、ドルの再評価が始まっている。仮の話しだが、この経済対策が失敗に終われば、世界経済の失速という、とんでもないことが発生する恐れがあるが、確立は低い。
世界的な景気鈍化と今後の低下を危惧して、原油価格や商品価格は値を下げている。今後も暫くは調整局面が続く可能性が高いく、ドル円は別として、クロスでは円高の流れが収束するとの判断も立て難くい。ユーロは、どのような関連性があるのかわからないが、先の原油価格の下落=EURUSDは値を下げ、ユーロ売りの材料が続いている。一方、ECBの選択肢は利上げか据置きの二択しかなく、欧米の金利差拡大は、ユーロ買いの材料で、ユーロ売りと買いの材料が混在し、上下に振れながらもレンジ相場から、底値を確かめることが予想される。
今後の金利予想は、USD=1月30日0.5%引き下げ、EUR=2月7日据え置き、GBP=2月7日0.25%引き下げ、JPY=2月15日据え置き、AUD=2月5日0.25%引き上げ、NZD=3月5日据え置きで、金利差から考えれば、豪ドルだけが利下げ観測が高く、ドルを除くと、GBPAUDの売りが選択できる。
経済指標からは、今週は米国で3つの重要な発表がある。
①30日=米第4四半期GDP速報値は、前期比1.2%と大幅な低下が予想され、コアPCE価格指数が2.5%と予想、原油価格・一次産品価格の上昇を大きく受けている。②30日=世界的注目を浴びている、米FOMCがある。22日に0.75%と臨時FOMCを開催して緊急金利引き下げを実施、予想は金利据え置き~0.5%の引き下げと非常に思惑が錯綜しているが、0.25%~0.5%の引き下げ予想が主流である。③2月1日=米雇用統計は、非農業部門雇用者数が、6.3万人と改善が予想され、12月は1.8万人と市場の予想を大幅に下回り、サブプライム問題が雇用にも影響が及び、ドル売りにきっかけとなっていた。
住宅関連では、28日=米新築住宅販売件数、29日=米ケース・シラー住宅価格、30日=英住宅許可件数がインパクトは大きい。
その他では、28日=ブッシュ米大統領の一般教書演説、29日=米耐久財受注、英独仏英首脳会談、31日=ユーロ圏CPI、独CPI(未定)、米個人所得、2月1日=米ISM製造業景況指数、ミシガン大消費者信頼感指数が注目されている。
●1/28 (月曜日)
シドニー休場
08:50 日本 12月の企業向けサービス価格指数=前年比予想1.4% 前回1.4%
18:00 ユーロ 12月のマネーサプライM3=前年比予想12.2% 前回12.3%、 3ヶ月平均=予想12.2% 前回11.9%
24:00 米 12月の新築住宅販売件数=前月比予想-0.3%・64.5万件 前回-9.0%。64.7万件
米ブッシュ大統領一般教書演説
リッカネンECB理事発言
●1/29(火曜日)
06:45 NZ 建設コンセンサス=予想 前回-0.1%
08:30 日本 12月の失業率=予想3.9% 前回3.8%、有効求人倍率=予想0.99 前回0.99
16:15 スイス 12月の貿易収支=予想9.5億スイス 前回18.9億スイス
18:00 ユーロ 11月の経常収支=予想16億ユーロ 前回13億ユーロ +13億EUR
18:30 英 1月のCBI distributive trades=予想0.0 前回8.0
22:30 米 12月の耐久財受注=前月比予想1.5%(前回-0.1%)、除く輸送機器=予想0.0% 前回-0.8%、除く国防関連=予想0.2% 前回1.2%、 除く航空機、非国防資本財=予想0.1% 前回-0.1%
23:00 米 S&Pケース・シラー住宅価格指数=主要20都市件・前月比予想 前回-1.4%、 前年比予想 前回-6.1%
00:00 米 1月の消費者信頼感指数=予想87.5 前回88.6
英独仏英首脳会談
アルムニア・ECB理事発言
●1/30(水曜日)
06:45 NZ 12月の住宅建設許可=前月比予想 前回-0.1%
08:50 日本 12月の鉱工業生産・速報=前月比予想2.0% 前回-1.6%、前年比予想1.5% 前回2.9%
18:30 英 12月の住宅許可件数=予想7.9万件 前回8.3万件、住宅貸し出し=75億ポンド 前回77.8億ポンド
18:30 英 12月の消費者信用残高=予想110億ポンド 前回112億ポンド
19:30 スイス 12月のKOF先行指数=予想1.95 前回1.99
22:15 米 1月のADP全国雇用者数=予想4.5万人 前回4.0万人
22:30 米 第4四半期のGDP・速報値=前期比予想1.2% 前回4.9%、デフレーター=予想2.6% 前回1.0%、 最終需要=予想2.0% 前回4.0%、コアPCE価格指数=予想2.5% 前回2.0%、PCE価格指数=予想3.8% 前回1.8%
22:30 米 第4四半期の個人消費・速報値=前期比予想2.8% 前回2.8%
04:15 米 FOMC政策金利発表=予想 3.5%の政策金利0.5%引き下げを予想(0.0~0.5%の範囲の予想が多い)
●1/31 (木曜日)
06:45 NZ 12月の貿易収支=予想-1.67億NZドル 前回-6.46億NZドル
17:55 独 1月の失業率=予想8.3% 前回8.4%、失業者数=予想-3.8万人 前回-7.8万人
19:00 ユーロ 1月の消費者信頼感=予想-10 前回-9
19:00 ユーロ 1月のサービス業センチメント=予想12.0 前回14.0
19:00 ユーロ 12月の失業率=予想7.1% 前回7.2%
19:00 ユーロ 1月の消費者物価指数・速報=前年比予想3.1% 前回3.1%
19:00 英 1月のgfk消費者信用=-15 前回-14
22:30 カナダ 11月のGDP=前月比予想0.1% 前回0.2%
22:30 米 新規失業保険申請件数(1/27までの週)=予想31.5万件 前回 30.1万件
22:30 米 12月の個人所得・・消費支出 個人所得=前月比予想0.4% 前回0.4%、個人消費支出=前月比予想0.1% 前回1.1%、PCE価格指数=前月比予想 前回0.6%、前年比予想 前回3.6%、コアPCE価格指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想=2.2% 前回2.2%
23:45 米 1月のシカゴ購買部協会景気指数=予想52.0 前回52.0
00:00 米 12月の求人広告指数=予想20 前回21
未 定 独 1月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想-0.3% 前回0.5%、前年比予想2.6% 前回2.8%、 HICP前月比予想-0.4% 前回0.7%、HICP前年比予想2.9% 前回3.1%
トルシェECB総裁発言
●2/1 (金曜日)
17:30 1月のSVME購買部協会景気指数=予想60.0 前回61.3
17:55 独 1月のサービス業PMI=予想 前回51.2
18:30 英 サービス業PMI=予想52.5 前回52.9
22:30 米 1月の雇用統計=失業率予想5.0% 前回5.0%、非農業部門雇用者数=予想6.3万人 前回1.8万人、時間当たり賃金=予想0.3% 前回0.4%、週労働時間=予想 33.8時間 前回33.8時間
22:30 カナダ 12月の生産者価格=前月比予想0.7% 前回0.6%、前年比予想 前回-0.6%、工業製品価格=前月比予想0.5% 前回3.4%
00:00 米 12月の建設支出=前月比予想-0.5% 前回0.1%
00:00 米 1月のISM製造業景況指数=予想47.3 前回47.7
00:00 米 1月のミシガン大消費者信頼感指数・確報値 現況指数=予想94.3 前回91.0、期待指数=予想67.1 前回65.6