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外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとするのであろうか?


もし、これらの問題が解決に向かう可能性が出たとしたら、それは、株高=円売りの方程式に当てはまり、ドル高と円安の流れが続くことになる。しかし、協調行動を採ることはできず、美辞麗句だけに終わるようであれば、株安=円高の方程式が復活することになる。


いずれにしても、来週の為替相場はG7の結果(声明文)次第であることは間違いない。市場参加者は、ニュースや発言を注意深く読み取ることが必要となっている。欧州中銀筋からは、米国の短期間で大幅な金融緩和の是非を巡り、不調和感も感じられ、ECBやBOEがFRBに追従して大幅な金融緩和を実施する事は難しく、ましてや日銀(日本)がイニシアチブを発揮し市場がアット驚く協調行動を取ることは難しいとの見方が一般的である。


イベントリスクが最も高いのは、13日=イングランド銀行(BOE)四半期インフレレポートと、14日=バーナンキ米FRB議長が上院銀行委員会で証言である。BOEの四半期レポートからは、7日に政策金利0.25%の引き下げを実施、追加利下げ幅が縮小したとの見通しが強まっていたが、今後の利下げの有無や、利下げ幅を読み取ることができ、ポンド相場への影響は絶大と見ている。バーナンキFRB議長の議会証言からは、短期間に1.25%の政策金利引き下げを実施した、その本心と今後の金融政策の見通しを判断することができ、非常に重要となっている。


今週の経済指標から、
インフレ関係では、11日=英PPI、12日=英CPI、13日=独PPIが発表され、インフレ関連には相場は引き続き敏感である。
政策金利関係では、13日=スウェーデン中銀、15日=日本銀行の金融政策が発表されるが、共に金利据え置きが予想されている。
住宅関係では、11日=オーストラリア、カナダ、15日=英国で発表され、住宅関連の低迷が予想されている。
GDPの発表では、14日=日本、ドイツ、ユーロ圏で発表され、景気鈍化傾向が示されることが予想されている。
その他では、12日=英小売売上高、独ZEW、13日=米小売売上高、15日=NY連銀製造業景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数が重要となっている。

●2/11 (月曜日) 東京休場(建国記念の日)
09.30 豪 12月の住宅ローン=予想 前回4.0%
09.30 豪 オーストラリア中銀=四半期金融見通し
18:00 ノルウェー 1月の消費者物価(CPI)=前年比予想3.8% 前回2.8%、コアインフレ=予想2.1% 前回1.8%、
18:30 英 1月の生産者物価指数(PPI)=コア・産出指数(output)=前月比予想0.3% 前回0.4%、前年比予想2.6% 前回2.6%、PPI・投入指数(Input)=前月比予想0.8% 前回0.5%、前年比予想14.6% 前回11.2%、PPI・産出指数(output)=前月比予想0.4% 前回0.5%、前年比予想5.1% 前回5.0%
18:30 英 12月の貿易収支=予想-73.5億ポンド 前回-73.8億ポンド、ユーロ外=予想-44億ポンド 前回-44.4億ポンド
22:30 カナダ 12月の新築住宅価格指数=前月比予想0.3% 前回0.5%
ユーロ圏財務相会合
プール米セントルイス地区連銀総裁が講演「モーゲージ市場」


●2/12(火曜日)
06:45 NZ 第4四半期の生産者価格(PPI)=予想 前回1.6%、生産者価格=予想 前回2.3% 
08:30 豪 2月の消費者センチメント=予想 前回-8.3%
18:30 英  1月の消費者物価指数=前月比予想-0.6% 前回0.6%、前年比予想2.3% 前回2.1%、RPI=前月比予想-0.5% 前回0.6%、 前年比予想4.1% 前回4.0%。RPI-X(retail prices)=前月比予想-0.4% 前回0.5%、前年比予想3.3% 前回3.1%
09:01 英 1月のBRC小売売上高=前年比予想-0.2% 前回0.3%
19:00 独 2月のZEW景況感調査=予想-45.0 前回-41.6、現況指数=予想50.8 前回56.6
19:00 ユーロ 2月のZEW景況感調査=予想-46.2 前回-41.7
01:00 米 1月のスペンディングパルス小売売上高=予想 前回0.0%
04:00 米 1月の月次財政収支=予想200億ドル 前回382.4億ドル
EU財務相会合
フィラデルフィア地区連銀四半期調査
イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁が講演 「米国の見通しと金融政策への意味合い」


●2/13(水曜日)
06:45 NZ 第4四半期生産者物価=前期比input予想 前回2.3% 前期比output予想 前回1.6%
08:50 日本 1月の企業物価指数=前月比予想0.0% 前回0.4%、前年比予想2.8% 前回2.6%
08:50 日本 12月の貿易収支=予想1.0335兆円 前回0.9327兆円、経常収支=予想1.72兆円 前回1.7825兆円
16:00 独 1月の生産者物価指数=前月比予想0.2% 前回-0.5%、前年比予想5.3% 前回5.1%
17:30 スウェーデン スウェーデン中銀(Riksbank)金融政策発表=4.0%の政策金利の据え置きを予想
18:30 英 1月の失業率=予想2.5% 前回2.5%、ILO失業率=予想5.3% 前回5.3%、失業保険申請件数=予想-0.5万件、前回-0.64万件、平均賃金=予想3.8% 前回4.0%、除くボーナス=予想3.6% 前回3.6%
19:00 ユーロ 12月の鉱工業生産=前月比予想0.6% 前回-0.5%、前年比予想2.3% 前回2.7%
19:30 英 イングランド銀行四半期インフレレポート
22:30 米 1月の小売売上高=前月比予想-0.2% 前回-0.4%、除く自動車=予想0.2% 前回-0.4%
00:00 米 12月の企業在庫=前月比予想0.4% 前回0.4%
トルシェECB総裁の講演


●2/14 (木曜日)
08:50 日本 第4四半期GDP・一次速報=予想0.4% 前回0.4%、前期比年率予想1.7% 前回1.5%
09:30 豪 1月の失業率=予想4.3% 前回4.3%、新規雇用者数=予想1.5万人 前回2.01万人
13:30 日本 12月の鉱工業生産・確報=前月比予想1.4% 前回1.4%、 設備稼働率=予想 前回108.4
16:00 独 第4四半期のGDP・速報値=前期比予想0.3% 前回0.7%、前年比予想1.8% 前回2.4%
18:00 ユーロ ECB月例報告
18:30 スウェーデン 1月の失業率=予想 前回5.6%
19:00 ユーロ 第4四半期のGDP・速報値=前期比予想0.3% 前回0.8%、前年比予想2.2% 前回2.7%
19:00 スイス ZEW投資センチメント=予想 前回-32.7
22:30 カナダ 12月の貿易収支=予想34億カナダドル 前回37億カナダドル、輸出=前回379.1億カナダドル、 輸入= 前回342.1億カナダドル
22:30 米 新規失業保険申請件数(2/10までの週)=予想34.7万件 前回35.6万件
22:30 米 12月の貿易収支=予想-615億ドル 前回-631.2億ドル
バーナンキ米FRB議長が上院銀行委員会で証言
トリシェECB総裁、国際化と金融政策について講演
エバンズ米シカゴ地区連銀総裁、経済見通しについて講演


●2/15 (金曜日)
日本 日銀金融政策決定会合=0.5%の政策金利の据え置きを予想
06:45 NZ 12月の小売売上高指数=前月比予想 前回2.0%、除く自動車=予想 前回0.9%、 
15:00 日本 2月の金融経済月報・基本的見解
19:00 ユーロ 12月の貿易収支=予想24億ユーロ 前回26億ユーロ
22:30 カナダ 12月の製造業出荷=前月比予想-0.2% 前回1.1%
22:30 米 1月の輸入物価指数=前月比予想0.4% 前回0.0%、輸出物価指数=予想0.3% 前回0.4%
22:30 米 2月のNY連銀製造業景気指数=予想6.0 前回9.03
23:00 米 12月の対米証券投資=660億ドル 前回909億ドル
23:15 米 1月の鉱工業生産=前月比予想0.1% 前回0.0%、設備稼働率=予想81.3% 前回81.4%
00:00 米 2月のミシガン大消費者信頼感指数・速報値=予想76.3 前回78.4、景気現況指数=予想92.3 前回94.4、 消費者期待指数=予想66.5 前回68.1
22:30 カナダ 12月の製造業出荷=予想-0.1% 前回1.1%
09:01 英 1月のRICS住宅価格=予想-56.0 前回-49.1
トリシェECB総裁、構造改革について講演
ミネハン米ボストン地区連銀総裁が講演 「金融混乱に対処するためのFRBの手段」
米債券市場は短縮取引


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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