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外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。


週前半には、米小売売上高が強く、米貿易赤字額が縮小し、ドルの買い戻しのムードが一時高まったが、先週末に発表された米輸出物価は統計開始以来の高水準、輸入物価指数は1989年来の高水準で、インフレ懸念が強まり、更には、NY連銀製造業景気指数は非常に弱く、ミシガン大消費者信頼感指数は、1992年当時の景気後退時の水準となったことで、ドルの信頼がまたしても揺らぎ始めた。インフレが進み、3月の政策金利の舵取りが一段と難しくなることが予想され、今後の為替市場はこの影響は無視できなくなっている。


弱気な米国経済に反して、トルシェECB総裁やウェーバー独連銀総裁などの多くのECBメンバーは、米国とユーロとの舵取りの違いを指摘、金利先物市場では0.25%・2度の金利引き下げを折り込んだことに対して、安易な金融緩和期待を戒めている。ECBは政策金利の据え置きどころから、金利引締めに移行する可能性さえもほのめかしていることで、金融機関に不安は残るが、緩やかなユーロ高の動きが続きそうである。


また、最近の為替相場はトレンドが形成できず、主体性の無いレンジ相場が続き、オプション勢の大口取引に更にレンジ相場に陥っている。一時的にせよ金利差が注目される状態に入っており、政策金利は7.0%で高金利の豪ドルは、3月の利上げ期待も強く、AUDUSDが0.91を超えると買いが加速する可能性が高く、AUDJPYも影響を受けそうである。


今週の経済指標からは、久々に重要なイベントも少なく、月曜日と金曜日には米国経済指標の発表は全く無い。その中で注目されるのは、20日=英イングランド銀行(BOE)MPC議事録とFOMC議事録で、BOEは0.25%の政策金利引き下げが8対1で決定されたと思われているが、この数字が変わるようであればインパクトは大きい。また、FOMCでは0.5%の大幅引き下げが実施されたが、最近のFRB理事や地区連銀総裁発言では、利下げに対して慎重になっている発言も見られ、どのような討議がされたか注目される。


◎住宅関連では、18日=英ライトムーブ住宅価格、19日=米NAHB指数、特に、20日=米住宅着工・許可件数は注目したい。
◎インフレ指標関連では、19日=スウェーデンCPI・PPI、カナダCPI、20日=独PPI、特に、米CPIは米輸出入価格指数が大幅上昇しただけに、急激な金利低下に原油価格・農産物価格の上昇が続き、インフレには敏感になっている。
◎その他では、18日=スイス小売売上高、21日=ノルウェーGDP、英小売売上高、米フィラデルフィア連銀景況指数、22日=カナダ小売売上高が注目される。


●2/18 (月曜日) 米国市場休場(プレジデンツ・デー) 、カナダ市場休場
08:50 日本 12月の第3次産業活動指数=前月比予想-0.2% 前回0.1%
09:01 英 2月のライトムーブ住宅価格=前月比予想-0.2% 前回-0.8%、前年比予想2.3% 前回3.4%
14:00 日本 12月の景気動向調査=先行指数予想45.5、前回40.0、一致指数予想70.0 前回66.7
17:15 スイス 12月の小売売上高=前月比予想2.7% 前回2.9%


●2/19(火曜日)
17:30 スウェーデン 1月のCPI=前月比-0.4% 前回0.2%、前年比3.6% 前回3.5%、CPIX前月比 前回0.1%、CPIX前年比 前回2.0%、コアインフレ=予想2.4% 前回2.0%
17:30 スウェーデン 1月のPPI=前月比 前回0.0%、 前年比 前回3.9%
21:00 カナダ 1月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想-0.2% 前回0.1%、前年比予想2.2% 前回2.4%
22:30 カナダ 12月の卸売売上高=前月比予想0.2% 前回0.3%
03:00 米 2月の住宅建設業者指数(NAHB)=予想19 前回19
スターンミネアポリス連銀総裁講演 (ミネソタ州ゴールデンバレー)


●2/20(水曜日)
08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(1月21・22日分)
09:30 豪 第4四半期の賃金価格指数=前期比予想 前回1.0%、前年比予想 前回4.2%
16:00 独 1月の生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.3% 前回-0.1%、前年比予想2.8% 前回2.5%
18:30 英 イングランド銀行議事録=8対1で政策金利0.25%の引下げを決定と予想
18:30 英 1月マネーサプライM4=前月比予想1.0% 前回1.5%、前年比12.3% 前回12.3%
18:30 英 1月のPSNB=予想-97.5億ポンド 前回78億ポンド、PSNCR=予想-195億ポンド 前回169.8億ポンド
20:00 英 2月のCBI trends orders=予想-1.0 前回2.0
22:30 カナダ 1月の景気先行指数=前月比予想0.0% 前回-0.1%
22:30 米 1月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.3% 前回0.4%、前年比予想4.2% 前回4.1%、 コア指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想2.4%、前回2.4%
22:30 米 1月の実質所得=予想0.0% 前回0.1%
22:30 米 1月の住宅着工件数=予想101万件 前回100.6万件、許可件数=予想104万件、前回108万件
04:00 米 FOMC議事録 (1月29・30日分)
プール・セントルイス連銀総裁が講演 、インフレ動態(ミズーリ州カークスビル)


●2/21 (木曜日)
08:50 日本 1月の通関ベース貿易収支=予想209億円 前回8779億円
08:50 日本 12月の全産業活動指数=前月比予想0.3% 前回-0.5%
09:30 豪 第4四半期の平均週間賃金=予想 前回1.0%
16:15 スイス 1月の貿易収支=予想 前回1.981億スイス
17:15 スイス 1月の生産者輸入価格=前月比予想0.0% 前回-0.1%、前年比予想3.1% 前回3.0%
18:00 ノルウェー メインランド第4四半期GDP=前期比予想1.2% 前回1.9%、前年比予想6.3% 前回6.6%
18:00 ユーロ 12月の経常収支=予想2億ユーロ 前回7億ユーロ
18:00 ユーロ 12月のnet investment flow=予想 前回212億ユーロ
18:30 英 1月の小売売上高=前月比予想0.2% 前回-0.4%、 前年比予想4.7% 前回2.7%
22:30 米 新規失業保険申請件数(2/17までの週)=予想35万件 前回34.8万件
00:00 米 1月の景気先行指数=前月比予想-0.1% 前回-0.2%
00:00 米 2月のフィラデルフィア連銀景況指数=予想-11.0 前回-20.9


●2/22 (金曜日)
18:00 ユーロ 2月のComp PMI=予想51.5 前回51.8、
18:00 ユーロ 2月の製造業PMI=予想52.3 前回52.8
18:00 ユーロ 2月のサービス業PMI=予想50.7 前回50.6
19:00 ユーロ 12月の製造業新規受注=前月比-1.0% 前回2.7% 前年比予想8.4% 前回11.9%
22:30 カナダ 12月の小売売上高=前月比予想0.7% 前回0.7%、除く自動車、前月比予想0.4% 前回1.7%
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁が講演 (テキサス州フォートワース)


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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