Top >  外国為替 今週のマーケット >  外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に関しても先行き見通しが分かれ、それがまた、大手投機筋の付け込む隙を与え短期的な相場変動を大きくさせている。


米国はインフレを意識しながらも、3月18日に0.25%~0.5%の政策金利の引き上げが予想され、短期間に大幅な金利引き下げを実施したにもかかわらず、住宅金利の低下には反映されにくい状況が続き、ドルの信頼回復には程遠いものがあり、一時で期待されていた米経済回復=ドル高も足踏み状態から逆に動き始めている。


今週は、ドル高値を試す相場→レンジ相場→ドル下値を試す相場へと、徐々に流れが変わり、その絶好の材料とされるのは、バーナンキFRB議長の上下院金融委員会で、市場の期待感は米金利引き下げ期待に、ドル売りの流れを試すことになりそうである。もちろん、この逆の内容によっては期待感が裏切られ思わぬ相場展開となる可能性もある。


このような状況の中で、AUDUSDが引き続き注目されている。0.91のテクニカルポイントをすでに超え、インフレ懸念が示され、雇用も改善し、資源国通貨のメリットを感受し、オーストラリア中銀は3月4日に0.25%~0.5%政策金利を上げる見通しが強く、米国の悪影響を受けやすいCADは弱く、3月4日には0.25%の政策金利引き下げが見込まれている。市場ではロングポジションが溜まりやすい状況には変わりなく、一時的な売りによる変動が予想されるが、状況判断からはAUDCADの買いが続きやすい。


今週のメインイベントは、27日・28日のバーナンキFRB議長の上下院金融委員会での半期に一度の金融政策に関しての議会証言であるが、初日の27日で大方が判明し今後の米金融政策を読み取ることができるので特に重要である。また、29日には通貨当局者の発言が多く注意したい。


経済指標からは、28日・29日に発表が集中し相変わらず、インフレ関連と住宅関連の変動率は多い事が予想される。
◎住宅関連では、25日=英ホームトラック住宅価格、米中古住宅販売件数、27日=米新築住宅販売件数、28日=英ネーションワイド住宅価格と発表が多い。
◎インフレ関連では、26日=米PPI、28日=米GDPデフレーター、29日=日本全国CPI、ユーロCPI、未定=独CPIが注目されている。
◎成長関連では、27日=英GDP、28日=米GDPには注意が必要。
◎その他では、25日=スウェーデン中銀議事録、26日=独IFO、27日=米耐久財受注、29日=米個人所得消費、米シカゴ購買部協会景気指数、米ミシガン大消費者信頼感指数は為替変動が比較的大きい。


●2/25 (月曜日)
09.01 英 2月のホームトラック住宅価格=前月比予想 前回-0.3% 前年比予想 前回2.3%
00:00 米 1月の中古住宅販売件数=予想-1.8%・480万件 前回-2.2%・489万件
17:30 スウェーデン スウェーデン中銀(Riksbank)政策会議の議事録公開
トルシェECB総裁発言
ブロズナーFRB理事リスク管理についての講演
ミシュキンFRB理事インフレ安定化についての講演


●2/26(火曜日)
18:00 独 2月のIFO景況指数=予想102.8 前回103.4、現況指数=予想107.2 前回107.9、期待指数=予想98.7 前回99.0
20:00 英 2月のCBI販売業調査=予想4.0 前回4.0
22:30 米 1月生産者物価指数(PPI)=総合指数前月比予想0.3% 前回-0.1%、前年比予想7.2% 前回6.3%、コア指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、 前年比予想2.2% 前回2.0%
23:00 米 12月のケース・シラー米住宅価格指数=予想 前回-2.1%
00:00 米 2月のリッチモンド連銀製造業指数=予想-5 前回-8
00:00 米 2月の消費者信頼感指数=予想83.0 前回87.9
コーンFRB副議長米経済と金融政策についての講演


●2/27(水曜日)
06:45 NZ 1月の住宅建設許可=前月比予想 前回-5.2%
16:00 独 3月のgfk消費者信頼感指数=予想44 前回4.5
16:00 独 1月の輸入物価指数=前月比予想0.4% 前回-1.0%、前年比予想4.7% 前回3.7%
17:15 スウェーデン 2月の消費者センチメント=予想5.5 前回5.9、 製造業センチメント=予想1.0 前回2.0
18:00 ユーロ 1月のマネーサプライM3・季調済=前年比予想11.3% 前回11.5%
18:30 英 第4四半期のGDP・改定値=前期比予想0.6% 前回0.6%、前年比予想2.9% 前回2.9%
18:00 ノルウェー 12月の失業率=予想 前回2.5%
22:30 米 1月の耐久財受注=前月比予想-4.0% 前回5.%、除く輸送機器=予想-1.4% 前回2.3%、除く国防関連=予想-1.2% 前回2.7%、除く航空機&国防資本財=予想-2.0% 前回4.5%
00:00 米 1月の新築住宅販売件数=予想-0.7%・60万件 前回-4.7%・60.4万件、
未定 米 1月の住宅着工許可件数改定値=予想 前回104.8万件
トルシェECB総裁記者会見
バーナンキFRB議長、下院金融委員会で金融政策について半期に一度の議会証言
ミシュキンFRB理事金融リテラシーについての講演


●2/28 (木曜日)
08:00 豪 12月の住宅金融指数=予想 前回0.8%
08:50 日本  1月の鉱工業生産・速報=前月比予想-1.9% 前回1.4%、 前年比予想3.7% 前回0.8%
16:00 英 2月のネーションワイド住宅価格=前月比予想0.0% 前回-0.1%、 前年比予想3.6% 前回4.2%
17:30 スウェーデン 1月の小売売上高=前月比予想-0.4% 前回1.2%、 前年比6.8% 前回4.0%
17:15 スイス 第4四半期失業率=予想2.5% 前回2.7%、非農業部門雇用者数=予想 前回387.1万人、
17:55 独 2月の失業率=予想8.0% 前回8.1%、 失業者数=予想-5.0万人 前回-8.9万人
22:30 米 第4四半期のGDP・改定値: GDP成長率=前期比予想0.7% 前回0.6%、デフレーター=予想2.6% 前回2.5%、最終需要=予想1.9% 前回1.9%、コアPCE価格指数=予想2.7% 前回2.7%、PCE価格指数=予想3.9% 前回3.9%
22:30 米 第4四半期の個人消費・改定値=前期比予想2.0% 前回2.0%
22:30 米 新規失業保険申請件数(2/24までの週)=予想35.0万件 予想34.9万件
00:00 米 1月の求人広告指数=予想21 前回22
バーナンキFRB議長、上院金融委員会で金融政策について半期に一度の議会証言


●2/29 (金曜日)
06:45 NZ 貿易収支=予想 前回33億NZドル
08:30 日本 1月の失業率=予想3.9% 前回3.8%、有効求人倍率=予想0.97 前回0.98
08:30 日本 2月の東京都区部消費者物価指数=前年比予想0.5% 前回0.2%、除く生鮮食品=0.5% 前回0.4%
08:30 日本 1月の全国消費者物価指数=前年比予想0.6% 前回0.7%、除く生鮮食品=予想0.9% 前回0.8%
17:30 スウェーデン 第4四半期GDP=前期比0.7% 前回0.6%、 前年比予想2.6% 前回2.5%
18:00 ノルウェー 1月の小売売上高=前月比予想-0.7% 前回0.0%、前年比予想4.8% 前回5.6%
18:30 英 1月の消費者信用残高=予想8億ポンド 前回5.6億ポンド、 
18:30 英 1月の住宅貸出し=予想84億ポンド 前回86億ポンド、住宅許可=予想7万件 前回7.3万件
19:00 ユーロ 1月の消費者物価指数(CPI)・確報=前月比予想-0.4% 前回0.4%、前年比予想3.2% 前回3.1%、 コアCPI=前月比予想-0.8% 前回0.5%、前年比予想2.4% 前回2.3%、 
19:00 ユーロ 1月の失業率=予想7.2% 前回7.2%
19:00 ユーロ 2月の消費者信頼感=予想-12・101.2 前回 -12・101.7、産業=予想1 前回1、サイビス=予想11 前回12
19:30 英 2月のGFK消費者信頼感調査=予想-15 前回-13
19:30 スイス KOF先行指数=予想1.6 前回1.7
22:30 米 1月の個人所得・消費支出: 個人所得=前月比予想0.2% 前回0.5%、個人消費支出=前月比予想0.2% 前回0.2%、コアPCE=予想0.3% 前回0.2%
22:30 カナダ 第4四半期の経常収支=予想-3億カナダドル 前回10.4億カナダドル
22:30 カナダ  1月の鉱工業製品価格=前月比予想0.8% 前回1.1%、前年比予想 前回-0.9%、 原料価格=前月比予想0.9% 前回0.2%、前年比予想 前回10.0%
23:45 米 2月のシカゴ購買部協会景気指数=予想49.7 前回51.5
00:00 米 2月のミシガン大消費者信頼感指数・確報値=予想70.0 前回78.4、景気現況指数=予想86.5 前回94.4、消費者期待指数=予想60.0 前回68.1
未定(28~29日)独 2月の消費者物価指数(CPI)・速報=前月比予想-0.3% 前回0.5%、前年比予想2.7% 前回2.8%、コア=前月比予想0.4% 前回0.5%、前年比予想2.7% 前回2.8%、HICP=前月比予想-0.3% 前回0.7%、前年比予想3.0% 前回3.1%、コア前月比予想0.4% 前回0.7%、前年比予想2.9% 前回3.1%
未定(28日~4日)独 1月の小売売上高=前月比予想1.0% 前回-1.0%、前年比予想-1.8% 前回-6.9%
ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ミシュキンFRB理事のレバレッジのかかった損失、モーゲージ市場崩壊の教訓の討論会
ロックハート・アトランタ連銀総裁サブプライム危機は伝染するかの討論会
エバンズ・シカゴ連銀総裁、プール・セントルイス連銀総裁の金融・物価・マクロ経済安定のバランス、モラルハザードの重要性の討論会


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


スポンサードリンク