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外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、CHFとEURはドルに対して歴史的高値を更新、CRBインデックス、$ドルインデックスも安値を更新した。


市場のドルに対する目先のセンチメントは弱くドル売りが続いているが、先週金曜日の値動きから、米雇用統計発表後のドル戻しに、雇用悪化=米流動性供給拡大(他の中銀追従なし)=FOMCで大幅な金利引き下げ=米株価持ち直し=ドル底値から反発との期待感も聞こえてきたが、これだけででは、ポジション調整のドル買いによる反発だけで、ドルの底打ちを決定付けるものにはならない。


海外からのレポートでは、相変わらずで、年央からのドル高予想は多い。ドル高支持者が期待している、金利大幅引下げ→米経済回復→インフレ懸念強いECBに欧州景気低迷が長引くとの判断だが、サブプライム問題が終結する時期を特定することは難し。米経済指標ではまだその前兆さえ確認できず、EURUSDが1.5台に上昇してからは、高所恐怖症の参加者多く、ユーロロングポジションもさほど増加していない。ドル売りの流れが続きそうである。


湾岸協力会議(GCC)加盟国がドルに対して通貨切り上げをするとの観測は強く、早ければ4月から実施とのうわさも囁かれている。


今週の経済指標はインフレ関連のCPIやPPIの発表が多く、10日=ノルウェーCPI、英PPI、11日=スウェーデン、独PPI(未定)、14日=ユーロCPI、米CPI=独CPI(未定)となっている。


金融政策では、13日=ノルウェー中銀、スイス中銀は共に金利据え置きが予想される。
貿易収支では、10日=独、11日=米国、カナダ、12日=英国。
住宅関連では、10日=カナダ住宅着工、11日=カナダ住宅価格指数。
その他では、13日=NZ・米国の小売売上高、14日=ミシガン大消費者信頼感指数が注目される。


イベントとしては、10日=主要国中央銀行総裁会議、12日=トリシェECB総裁(ユーロ圏・湾岸協力会議(GCC)の中銀会合)会見には注意が必要。


●3/10 (月曜日)
08:50 日本 1月の機械受注=前月比予想2.7% 前回-3.2%、前年比予想-4.5% 前回-3.3%
14:00 日本 2月の景気ウォッチャー調査=現況判断DI予想 前回31.8、 先行き判断DI予想 前回35.8
16:00 独 1月の貿易収支=予想160億ユーロ 前回156億ユーロ、輸出=前月比予想1.0% 前回-1.2%、輸入=前月比予想0.0% 前回5.3%
16:00 独 1月の経常収支=予想133億ユーロ 前回159億ユーロ
18:00 ノルウェー 2月の消費者物価指数(CPI)=前年比予想3.6% 前回3.7%、コア=予想1.9% 前回1.9%
18:30 ユーロ 1月のSentix Index=予想2.7 前回4.3
18:30 英 2月の生産者物価指数(PPI)= コア・産出指数(output)=前月比予想0.4% 前回0.8%、前年比予想3.2% 3.2%、PPI・投入指数(Input)=前月比予想1.5% 前回2.6%、前年比予想18.2% 前回18.9%、PPI・産出指数(output)=前月比予想0.5% 前回1.0%、前年比予想5.9% 前回5.7%。
18:30 英 1月の製造業生産=前月比予想0.0% 前回-0.2%、前年比予想0.0% 前回0.0%
18:30 英 1月の鉱工業生産=前月比予想0.1% 前回-0.1%、前年比予想0.5% 前回0.6%
21:15 カナダ 2月の住宅着工件数=予想20.2万件 前回22.27万件
23:00 米 1月の卸売在庫=前月比予想0.4% 前回1.1%
主要国中央銀行総裁会議(G10)トリシェECB総裁会見


●3/11(火曜日)
09:30 豪 1月の住宅融資=予想0.5% 前回0.1%、 投資住宅金融=予想 前回-3.0%
09:01 英 2月のBRC小売売上=前年比予想2.6% 前回4.9%
18:30 スウェーデン 消費者物価指数(CPI)=前月比予想 前回-0.8% 前年比予想前回3.2%、CPIX=前月比予想 前回-0.8%、前年比予想 前回2.1%
19:00 ユーロ 3月ZEW景況感調査=予想 前回-41.4
19:00 独 3月のZEW景況感調査=予想-40.0 前回-39.5、現況指数=予想30.4 前回33.7
21:30 米 1月の貿易収支=予想-597億ドル 前回-587.6億ドル
21:30 カナダ 1月の貿易収支=予想26カナダドル 前回23.5億カナダドル、輸出=前回367億カナダドル、輸入=前回343.5億カナダドル
21:30 カナダ 1月の新築住宅価格指数=前月比予想0.3% 前回0.1%
16:00(未定) 独 2月の生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.6% 前回1.4%、前年比予想6.8% 前回6.6%
クロズナーFRB理事が講演、リスク管理について(ワシントン、米銀行協会)


●3/12(水曜日)
08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(2月14・15日分)
08:50 日本 第4四半期GDP・二次速報=前期比予想0.6% 前回0.9%、前期比年率予想3.7% 前回2.4%
08:50 日本 2月の企業物価指数=前月比予想0.3% 前回0.2%、前年比予想3.3% 前回3.0%
08:50 日本 1月貿易収支=予想731億円、前回1.0134兆円、経常収支予想1.2490兆円、前回1.6972兆円
09:01 英 2月のRICS住宅価格=予想-53.0 前回-54.7
18:30 英 1月の貿易収支=予想-75億ポンド 前回-75.74億ポンド、除くユーロ=-41億ユーロ 前回-40.8億ユーロ
19:00 スイス 3月の投資センチメント=予想 前回-55.6
19:00 ユーロ 1月の鉱工業生産=前月比予想0.3% 前回-0.2%、前年比予想2.6% 前回1.3%
00:00 米 2月のスペンディングパルス小売売上高=予想 前回0.2%
03:00 米 2月の月次財政収支=予想-1600億ドル 前回-1199.9億ドル
トリシェECB総裁、ユーロ圏・湾岸協力会議(GCC)の中銀会合で会見(独マインツ)
ダーリング英財務相2008年の予算発表


●3/13 (木曜日)
06:45 NZ 1月の小売売上高=前月比予想0.3% 前回0.1%、前年比予想5.9% 前回5.4%、除く自動車前月比予想-0.1% 前回0.3%
09:30 豪 2月の失業率=予想4.2% 前回4.1%、雇用者数1.5万人 前回2.68万人
13:30 日本 1月の鉱工業生産・確報=前月比予想 前回、前年比予想 前回-2.0%
13:30 日本 1月設備稼働率・確報=前月比予想 前回1.7%
18:00 ユーロ ECB月例報告
21:30 カナダ 第4四半期の設備稼働率=予想82.0% 前回82.7%
21:30 米 新規失業保険申請件数(3/9までの週)=予想35.5万件 前回35.1万件
21:30 米 2月の輸入物価=前月比予想0.8% 前回-1.7%、輸出物価=予想0.6% 前回1.2%
21:30 米 2月の小売売上高=前月比予想0.2% 前回0.3%、 除く自動車=前月比予想0.2% 前回0.3%
22:00 ノルウェー ノルウェー中銀金融政策発表=5.25%の政策金利据え置きを予想
22:00 スイス スイス中銀金融政策発表=3ヶ月LIBOの中心値、2.75%の政策金利据え置きを予想
23:00 米 1月の企業在庫=前月比0.5% 前回0.6%


●3/14 (金曜日)
19:00 ユーロ 2月の消費者物価指数(EU基準CPI)=前月比予想0.3% 前回-0.4%、前年比予想3.2% 前回3.2%、コア(除く食料品・エネルギー)前月比予想=0.3% 前回-0.8%、前年比予想2.3% 前回2.3%
21:30 米 2月の消費者物価指数(CPI)=総合指数:前月比予想0.3% 前回0.4%、前年比予想4.3% 前回4.3%、コア指数:前月比予想0.2% 前回0.3%、 前年比予想2.4% 前回2.5%
23:00 米 3月のミシガン大消費者信頼感指数・速報値=予想69.0 前回70.8、現況指数=予想82.4 前回83.8、 期待指数=予想61.5 前回62.4
16:00 (未定) 独  2月の消費者物価指数(CPI)・確報=前月比予想0.5% 前回-0.4%、前年比予想2.8% 前回2.8%、HICP前月比予想0.5% 前回-0.4%、前年比予想2.9% 前回2.9%
バーナンキ米FRB議長が講演「持続的な住宅所有の促進」 (ワシントン)


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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