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外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。


本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、月曜日は3月31日で波乱がある可能性も残るが、全体としては、ドル安の流れは、EURGBPが最高値を更新するなど、通貨間で結構変化してきている。


英国は住宅関連の経済指標は引き続き弱く、キング・イングランド銀行総裁からも、金融問題は困難かつ新たな局面に入ったと発言するなど、金融不安がくすぶり続け、リセッション入りを予想する記事もある。4月10日には0.25%の政策金利引き下げが予想され、輸出主導の景気回復を目指すために、ポンド安を選択する可能性も指摘されるなど、売りの材料が多く、ドル安の相場の中でも上昇力は鈍く、クロスではポンド売りが続きそうである。


ユーロ圏では、インフレリスクが強く、トルシェECB総裁や他の多くの理事は現在の政策金利は適切と判断、金利据え置きが予想され、ユーロ高がインフレを抑制し、ユーロ高による輸出鈍化を気にかけながらも、成長鈍化の程度が比較的弱いとの観測にユーロ高が目立ち、EURGBPの上昇や、EURUSDの買いが続きそうである。


為替市場では相場の判断材料として経常収支を意識しているとの意見が多い。金融市場が正常化するには時間がかかり、資金の流れが細り、経常黒字国通貨高、赤字国安の流れは当面変わりそうに無いとの判断である。この意味では、円やスイス高、そして、ポンド、豪ドル、NZドルは商品価格の影響を受けながらも比較的弱く推移可能性がある。


円は、100円を割り込みながらも、野次馬的な超円高予想も影は薄いが、不思議と100割れの相場に目が慣れ始め、極端な円安見通しも不思議と少ない。日本国内では、全国CPIコアが1%を超えるなど悪いインフレと、止まらない株価下落、企業収益の伸び率の鈍化、政治への不信など、円が強いとの実感が乏しいためなのであろう。しかし、為替は相手通貨との比較で、欧米金融機関の業績悪化が激しく、金融不安が一向に改善されず、赤字ファンディングも決して楽とはいえず、これらからは円高が終了する材料はない。


今週のメインイベントを上げると二つある。一つは、2日のバーナンキFRB議長の上下両院合同経済委員会での証言で、4月30日のFOMCで0.25%の政策金利引き下げ予想が強い中で、それを確認することができる。もう一つは、4日の米雇用統計で、最近のデーターでは雇用の悪化が目立っており、非農業部門雇用者数の予想は-5~-7万人程度となっており、前回は2.5万人の予想が-6.3万人となったが、ドルは思ったより売り込まれなかった。


注目されるのは、
住宅関連では、31日=NZ住宅許可件数、2日=英住宅許可件数、
インフレ関連では、31日=ユーロCPI、2日=ユーロPPI、4日=スイスCPI、
雇用関連では、1日=ユーロ失業率、独失業率、2日=米企業人員削減数、米ADP全国雇用者数、4日=カナダ失業率、米失業率、
成長関連では、31日=カナダGDP、
先行指標では、1日=日本日銀短観、
政策金利では、1日=豪中銀は7.25%の金利据え置きを予想、
その他、1日=米ISM製造業景況指数、3日=ノルウェー小売売上高、ユーロ小売売上高、米ISM非製造業景況指数、4日=豪小売売上高、未定=独小売売上高


●3/31 (月曜日)
06:45 NZ 2月の住宅建設許可=前月比予想 前回3.3%
08:50 日本 2月の鉱工業生産・速報=前月比予想-2.0% 前回-2.2%、前年比予想3.1% 前回2.2%
16:00 スウェーデン 3月の製造業信頼感指数=予想0.0 前回-1.0、消費者信頼感指数=予想2.0 前回0.9
17:00 ノルウェー 2月のCredit Growth=前年比 前回14.3%
17:00 ユーロ 2月のマネーサプライM3・季調済=予想前年比11.5% 前回11.5%、Credit Growth=前年比予想12.8%、 前回12.7%
18:00 ユーロ 3月の消費者物価指数(CPI)速報=前年比予想3.3% 前回3.2%
18:00 ユーロ 3月の消費者信頼感指数=予想-12 -12、製造業=予想1.0 前回0.0、サービス業=予想10 前回10
18:30 英 3月のGfk消費者信頼感指数=予想-18 前回-17
21:30 カナダ 1月のGDP=前月比予想0.5% 前回-0.7%
22:45 米 3月のシカゴ購買部協会景気指数=予想46.5 前回44.5
未定(31日~4月5日)独 2月の小売売上高=前月比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想1.1% 前回0.6%
Gjedremノルウェー中銀総裁発言
リーブシャー・オーストラリア中銀総裁、Ferrero-Waldner記者会見
リーカネン・フィンランド中銀総裁記者会見
イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁が講演「地域社会発展にとっての差し押さえの重要性」
プール米セントルイス地区連銀総裁が退任


●4/1(火曜日)
08:50 日本 日銀短観:大企業製造業業況判断=予想13 前回19、大企業製造業先行き=予想9 前回15、大企業非製造業業況判断=予想12 前回16、大企業非製造業先行き=予想10 前回15、設備投資計画、前年度比=予想0.1% 前回10.5%
12:30 豪 オーストラリア中銀金融政策発表=政策金利7.25%の据置きを予想
15:30 スウェーデン 3月の製造業PMI=予想54.9 前回55.7
16:30 スイス 3月のSVME購買部協会景気指数=予想60.3 前回60.5
16:55 独 3月の失業率=予想7.9% 前回8.0%、失業者数変化=予想-4.5万人 前回-7.5万人
17:30 英 3月の製造業PMI=予想51.0 前回51.3
18:00 ユーロ 2月の失業率=予想7.1% 前回7.1%
21:30 カナダ 2月の鉱工業製品価格=前月比予想0.7% 前回0.9%
23:00 米 3月のISM製造業景況指数=予想47.9 前回48.3、支払価格=予想77.0 前回75.5
23:00 米 2月の建設支出=前月比予想-1.0% 前回-1.7%
ブラード氏が米セントルイス地区連銀総裁に就任


●4/2(水曜日)
08:50 日本 3月のマネタリーベース=前年比予想 前回0.1%
17:30 英 2月のマネーサプライM4・確報=前月比予想0.6% 前回0.3%、前年比予想=11.6% 前回12.3%
17:30 英 2月の消費者信用残高=予想10億ポンド、前回9億ポンド、住宅貸付=予想75億ポンド、 前回74億ポンド
17:30 英 2月の住宅許可件数=予想7.5万件、 前回7.4万件
18:00 ユーロ 2月の生産者物価指数(PPI)=前月比予想 前回0.8%、前年比予想5.2% 前回4.9%
20:30 米 3月の企業人員削減数=予想 前回72,091人
21:15 米 3月のADP全国雇用者数=予想-3.0万人 前回-2.3万人
23:00 米 2月の製造業受注=前月比予想-0.7% 前回-2.5%
バーナンキFRB議長が上下両院合同経済委員会で証言


●4/3 (木曜日)
16:00 ノルウェー 2月の小売売上高=前月比予想0.5% 前回-0.5%、前年比予想4.3% 前回3.6%
16:00 ユーロ サービス業PMI=予想51.7 前回52.3、Composit PMI=予想51.9 前回52.8
16:30 英 3月のサービス業PMI=予想53.3 前回54.0
18:00 ユーロ 2月の小売売上高=前月比予想0.2% 前回0.4%、前年比予想0.0% 前回-0.1%
21:30 米 新規失業保険申請件数(3/30までの週=予想37万人 前回 36.6万件
23:00 米 3月のISM非製造業景況指数:総合指数=予想49.0 前回49.3、景気指数=予想49.5 前回50.8
米上院銀行委員会でベアー・スターンズ買収に関する公聴会
バーナンキFRB議長、ポールソン財務長官、コックスSEC委員長が出席
イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁が米経済について講演
ミシュキンFRB理事が「中銀のコミットメント」で講演
スイス中銀四半期報告


●4/4 (金曜日)香港休場(清明節)
10:30 豪 2月の小売売上高=前月比予想0.3% 前回0.05
14:45 スイス 3月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.2% 前回0.1%、前年比予想2.5% 前回2.4%
19:00 独 2月の製造業受注=前月比予想0.7% 前回-1.5%、前年比予想 前回9.6%
20:00 カナダ 3月の失業率=予想5.8% 前回5.8%、失業者数変化=予想1.5万人、前回4.3万人
21:30 米 3月の雇用統計: 失業率=予想5.0% 前回4.8%、非農業部門雇用者数=予想-5.8万人 前回-6.3万人 、時間当たり賃金=予想0.3% 前回0.3%、週間労働時間=33.7時間 前回33.7時間
23:00 カナダ 3月のIvey購買部協会指数=予想59.5 前回62.0
ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁、同地区連銀主催会合で挨拶
クロズナーFRB理事が「世界経済と金融課題」で講演
ユーロ圏非公式財務相会合(5日まで、スロベニア・リュブリャナ)


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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