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外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。


円は3月本邦期末を控えた特殊要因による円高も大きく寄与し、日米間の金利差が急速に縮小したことも一因で、個人投資家のドル円の買い意欲が減少し、頼りの大手投機筋はサブプライム住宅問題を引きずり、金融機関の業績が悪化もあり、高金利通貨のAUDやNZDに対しても、短期的な動きは別として中長期的な円売りが難しくなっている。非常に信憑性は薄いものの、財務省がドル安懸念から円転しているとの噂が円高の要因とのウワサも流れていた。


ドル資金調達が可能な投機筋では、FRBの積極的な利下げと資金供給により、安いドル資金を調達し、ドル売り→他通貨買いのドルキャリートレードが増加しているともある。


これからの流れは、ドル円の動向が鍵となりそうで、EURUSDやGBPUSDにしても、ドルの下落率は弱まり、通貨当局者のけん制発言を意識しながら、一方的なドル売りもそう長く続くことも難しい。しかし、円は、仮に主要通貨でドル売りからドル買いに変わったとしても、ドル円の上昇力は他の通貨よりは一段と弱く、クロスでは円高傾向が進む可能性が高い。


主要国の政策金利の発表が多く、カナダは利下げ、オーストラリアは利上げに見通しに、クロスではAUDCADが直前まで投機の対象となりやすい。イングランド銀行は最近までの利下げ観測は弱まり、金利据え置きに変わりポンド買いの流れを作っているが、年内では5.25%→4.75%の引き下げ見通しが強く、欧州中銀は目先の利下げ観測は極めて少ないものの、4.0%→3.25%までの引き下げ予想は相変わらず強く、不透明なFRBは別として、利下げの可能性が極めえ低い円やスイスい対しては弱含む可能性が高い。


経済指標では、非常に重要な経済指標が多く、雇用・インフレ・住宅・成長関連が注目され、メインイベントは、7日の米雇用統計と各国の政策金利の発表である。
米雇用統計の非農業部門雇用者数は、前回予想外の-17,000人となったことで、FRBは緊急に金利引き下げを実施し、今回も予想25,000人を大幅に下回ることがあれば、金利引き下げ予想が減少している3月18日のFOMCで、再び利下げ観測が台頭しドル売りの流れが加速しやすくなる。また、5日の米地区連銀経済報告では米経済の全体的な状況を把握でき、注目されている。


金融政策では、4日=オーストラリア中銀(予想0.25%引き上げ=7.25%)、カナダ中銀(予想0.5%引き下げ→3.50%)、6日=NZ中銀(予想8.25%据置き)、イングランド銀行(予想5.25%据置き)、欧州中銀(予想4.0%据置き)、7日=日本銀行(予想0.5%据置き)となっているが、予想外の結果に為替変動が大きくなることが予想される。


GDPでは、3日=カナダ、4日=スイス、ユーロ、5日=オーストラリア。
住宅関連では、4~7日=英HIBOS、6日=オーストラリア住宅建設許可、カナダ住宅建設許可、米中古住宅。
CPI・PPIでは、3日=ユーロCPI、4日=カナダCPI、ユーロPPI。
雇用関連では、5日=米企業人員削減数、ADP全国雇用者数。
その他では、3日=米ISM製造業景況指数、4日=オーストラリア小売売上高、バーナンキFRB議長の講演、5日=ユーロ小売売上高、米ISM非製造業景況指数、6日=米新規失業保険申請件数、7日=カナダ失業率、米雇用統計。


●3/3 (月曜日)
16.30 スウェーデン 2月の製造業PMI=予想54.9 前回54.6
17:30 スイス 2月のSVME購買部協会景気指数(PMI)=予想 前回61.6
17:55 独 2月の製造業PMI=予想54.0 前回54.4
18:00 ユーロ 2月の製造業PMI=予想52.3 前回52.8
18:30 英 2月の製造業PMI=予想51.2 前回50.6
19:00 ユーロ 2月の消費者物価指数(CPI)・速報=前年比予想3.2% 前回3.2%
22:30 カナダ 12月のGDP=前月比予想-0.2% 前回0.1%、第4四半期の年換算GDP=1.1% 前回2.9%、第4四半期GDP=予想 前回0.7%
00:00 米 2月のISM製造業景況指数=予想49.0 前回50.7
00:00 米 1月の建設支出=前月比予想-0.6% 前回-1.1%
00:00 米 2月の自動車販売台数=予想1545万台、前回1525万段
ポールソン米財務長官があいさつ
全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が講演「金融政策の信頼性へのシステマテチックなアプローチの利点」
ユーロ圏財務相会合


●3/4(火曜日)
08:50 日本 2月のマネタリーベース=前年比予想0.1% 前回-0.1%
09:30 豪 1月の小売売上高=前月比予想0.5% 前回0.4%
09:30 豪 第4四半期の経常収支=予想-180億豪ドル 前回-155.9億豪ドル
12:30 豪 オーストラリア中銀(RBA)金融政策発表=政策金利0.25%引上げ7.0%→7.25%を予想
15:45 スイス 第4四半期GDP=前期比予想0.5% 前回0.8%、前年比予想2.8% 前回2.9%
15:45 スイス 2月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.2% 前回-0.3%、前年比予想2.4% 前回2.4%
19:00 ユーロ 1月の生産者物価指(PPI)=前月比予想0.8% 前回0.1%、 前年比予想4.9% 前回4.3%
19:00 ユーロ 第4四半期のGDP・改定値=前期比予想0.4% 前回0.8%、前年比予想 2.3% 前回2.7%
23:00 カナダ カナダ中銀(BOC)金融政策発表=政策金利0.5%引き下げ4.00%→3.50%を予想
4~7日 英 2月の「HIBOS住宅価格=前月比予想0.0% 前回0.0%、前年比予想2.6% 前回4.5%
バーナンキFRB議長が講演 「予防可能なモーゲージ差し押さえの削減」
全米企業エコノミスト協会(NABE)の会合
ミシュキンFRB理事が講演「経済見通し」
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁が講演「インフレと成長のバランス」
EU財務相会合


●3/5(水曜日)
09:30 豪 第4四半期のGDP=前期比予想0.8% 前回1.0%、前年比予想3.9% 前回4.3%
17:55 独 2月のサービス業PMI=予想50.9 前回49.2
18:00 ユーロ 2月のサービス業PMI=予想52.3 前回50.6、CompositPMI=予想52.7 前回51.8
18:30 英 2月のサービス業PMI=予想52.1 前回52.5
19:00 ユーロ 1月の小売売上高=前月比予想0.4% 前回-0.1%、前年比予想0.1% 前回-2.0%
21:30 米 企業人員削減数=予想 前回74,986人
22:15 米 2月のADP全国雇用者数=予想20,000人 前回130,000人
22:30 米 第4四半期の非農業部門労働生産性=前期比予想1.8% 前回1.8%、単位労働コスト=予想2.1% 前回2.1%
00:00 米 1月の製造業受注指数=前月比予想-2.5% 前回2.3%
00:00 米 2月のISM非製造業景況指数=予想47.0 前回41.9
04:00 米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁が講演「経済・金融政策」
OPEC定例総会(ウィーン)

●3/6 (木曜日)
05:00 NZ NY中銀(RBNZ)金融政策発表=8.25%の政策金利据え置きを予想
09:30 豪 1月の貿易収支=予想-28億豪ドル 前回-19.36億豪ドル
09:30 豪 1月の住宅建設許可件数=前月比予想5.0% 前回-16.0%
14:00 日本 1月の景気動向調査・速報: 先行指数予想30.0 前回45.5、一致指数予想22.2 前回70.0
15:45 スイス 2月の失業率=季節調整前予想2.8% 前回2.8%、季節調整後2.5% 前回2.5%
20:00 独 1月の製造業受注=前月比予想0.2% 前回-1.7%、出荷=前月比予想0.4% 前回0.8%
21:00 英 イングランド銀行(BOE)金融政策発表=5.25%の政策金利据え置きを予想
21:45 ユーロ 欧州中銀(ECB)金融政策発表=4.0%の政策金利の据え置きを予想
22:30 カナダ 1月の住宅建設許可=前月比予想1.0% 前回0.4%
22:30 米 新規失業保険申請件数(3/2までの週)=予想36.0万件 前回37.3万件
00:00 カナダ 2月のIvey購買部協会指数(PMI)=予想56.0 前回56.2
24:00 米 1月の中古住宅販売保留=前月比予想-1.0% 前回-1.5% [前月比] -1.5% -1.0%
ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁が講演
トリシェECB総裁が記者会見
ガイトナーNY連銀総裁が講演 「現在の金融課題:政策と規制の意味合い」
プール米セントルイス地区連銀総裁が講演 「ファイナンス:成長と不安定の原動力」

●3/7 (金曜日)
日銀金融政策決定会合=0.5%の政策金利据え置きを予想
15:00 日本  3月の金融経済月報・基本的見解
20:00 独 1月鉱工業生産=前月比予想0.4% 前回0.8%
21:00 カナダ 2月の失業率=予想5.9% 前回5.8%、雇用ネット変化=予想0.8万件、前回4.64万件
20:00 ユーロ 1月のユーロ圏OCED先行指標=予想 前回98.1
22:30 米 2月の雇用統計: 失業率=予想5.0% 前回4.9%、非農業部門雇用者数=予想25,000人 前回-17,000人、時間当たり賃金=予想0.3% 前回0.2%、週間労働時間=予想33.7時間 前回33.7時間
05:00 米 1月の消費者信用残高=予想70億ドル 前回45億ドル
フランス中銀主催のグローバル化と世界のインフレに関するシンポジウム、トルシェECB総裁、ノワイエ仏中銀総裁が参加
米FRB高官がパネルディスカッションに参加
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁
イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁
コーンFRB副議長 が講演「金融政策行動の意味合い」
ミシュキンFRB理事が講演「為替レートと金融政策」


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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