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外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると

◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。
◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧力からの影響は免れ得ない。
◎為替相場については前回の会合以降、主要通貨において時として急激な変動があり、経済および金融の安定へ与え得る影響について懸念している。引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。人民元の柔軟性を向上させるとの中国の方針を歓迎しているが、経常収支黒字が増加し、国内インフレが上昇し、人民元の実効為替レートのより速いペースでの増価を促す。


ラガルド仏経済相いわく、声明における為替言及の変化は04年以来との事で「経済および金融の安定へ与え得る影響について懸念している」との部分と思われる。相変わらず声明文からは、直接的な行動を取るような文言にも思えないが、週初の欧州市場ではEUR相場の動きと、G7参加者の発言に動揺されやすくなっている。


また、相変わらずの事ながら、米金融機関の決算では為替変動リスクが高く、7日=メリルリンチ、18日=シティ・グループの決算は特に注目度が高くなっている。


今週の為替相場は、USDJPYは100円を上抜けしてから2週間戻り局面を試しながらも、103円台を天井に、欧米金融不安と米景気後退から上値も重く、100~103円のレンジ相場に入り、この流れは簡単に変わりそうにもない。


市場参加者のドル安センチメントは強く、特別なインフレリスクの高まりが無い以上、ドル安政策が輸出拡大と景気回復に有利であることは間違いなく、直ぐに変更する理由も感上げ難い。一方、ユーロは1.55をベースに1.55~1.59のレンジでの取引が続き、貿易収支が悪化し、インフレ懸念が弱まれば、ユーロ高抑制に動く可能性が高まるが、ユーロ圏の貿易収支は-20億ユーロと前月と変わらずの予想で、ユーロ圏CPI前年比は3.5%と前回3.3%から拡大することが予想されており、こちらもレンジ相場から上値リスクが続いている。


今週の経済指標は最重要な指標の発表がないものの、インフレ指標のCPIやPPIの発表が続出し、インフレと景気減速が最近のテーマともなっており注目され、株価の変動から為替が動く可能性が高くなっている。


14日=スウェーデンCPI、英PPI、15日=NZCPI、英CPI、米PPI、16日=独CPI、ユーロCPI、米CPI、17日=カナダCPI、18日=独PPIと主要国で発表される。
小売売上高はGDP構成比率で最もウエイトの高い個人消費を占うことができ重要で、14日=NZ、米、15日=英BRC、17日=スイスで発表される。
住宅関連の指標は、サブプライム問題以降は引き続き注目度が高く、15日=米住宅建設業者指数、英RICS、16日=住宅着工件数を注目したい。
その他では、15日=独ZEW、独NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、16日=ベージュブック、17日=米フィラデルフィア連銀景況指数、米景気先行指数は、それぞれに注目されている。


主な米決算発表の予定は、15日=資産運用大手ステート・ストリート、米銀6位の米バンコープ、最近話題の大手貯蓄金融機関ワシントン・ミューチュアル、16日=JPモルガン・チェース、17日=メリルリンチ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、金融サービスのCITグループ、18日=シティ・グループ、銀行大手のワコビアが予定されており、特に、メリルリンチとシティ・グループの決算は注目度が高く、金融不安と株価の変動から為替変動に繋がる可能性は非常に高くなっている。


●4/14 (月曜日)
07:45 NZ 2月の小売売上高指数=前月比予想0.0% 前回0.3%
08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月6・7日分)
10:30 豪 2月の住宅借入=予想0.5% 前回2.3%
16:30 スウェーデン 3月の消費者物価(CPI)=前月比予想0.8% 前回0.4%、前年比予想3.2% 前回3.1%、CPIX=前月比予想0.7% 前回0.4%、前年比予想2.1% 前回2.0%
17:30 英 3月の生産者物価指数(PPI)=コア・産出指数(output)=前月比予想0.4% 前回0.2%、前年比予想3.0% 前回3.0%、PPI・投入指数(Input)=前月比2.0% 前回1.7%、前年比予想19.3% 前回19.3%、PPI・産出指数(output)=前月比予想0.5% 前回0.3%、前年比5.6% 前回5.7%
18:00 ユーロ 2月の鉱工業生産=前月比予想0.2% 前回0.9%、前年比予想2.9% 前回3.8%
21:30 米 3月の小売売上高=前月比予想0.0% 前回-0.6%、除く自動車=前月比予想0.2% 前回0.2%
23:00 米 2月の企業在庫=前月比予想0.6% 前回0.8%


●4/15(火曜日)
07:45 NZ 第1四半期消費者物価(CPI)=前期比予想0.8% 前回1.2%、前年比予想3.5% 前回3.2%
17:30 英 3月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.6% 前回0.7%、前年比予想2.6% 前回2.5%、RPI=前月比予想0.5% 前回0.8%、前年比予想3.9% 前回4.1%、RPI-X(小売物価指数)=前月比予想0.7% 前回0.8%、前年比予想3.6% 前回3.7%
18:00 独 4月のZEW景況感調査=予想-30 前回-32、現況指数=予想32.1 前回32.5
18:00 ユーロ 4月のZEW景況感調査=予想 前回 -35.0
21:30 米 3月の生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.6% 前回0.3%、除く食品・エネルギー=前月比予想0.2% 前回0.5%、前年比予想6.1% 前回6.4%、除く食品・エネルギー=前年比予想2.6% 前回2.4%
21:30 米 4月のニューヨーク連銀製造業景気指数=予想-17.5 前回-22.23
22:00 米 2月の対米証券投資=ネット長期フロー550億ドル 前回620億ドル、ネットフロー合計=予想 前回374億ドル
02:00 米 4月の住宅建設業者指数(NAHB)=予想20 前回20
英 3月のBRC小売売上=予想 前回3.9%
英 3月のRICS住宅価格=予想-67.0 前回-64.1
豪 豪中銀理事会の議事録公表


●4/16(水曜日)
15:00 独 3月の消費者物価指数(CPI)・確報=前月比予想0.5% 前回0.5%、前年比予想3.2% 前回3.1%、 HICP(EU基準CPI)=前月比予想0.5% 前回0.5%、前年比予想3.2% 前回3.2%
17:30 英 3月の失業率=予想2.5% 前回2.5%、ILO=予想5.2% 前回5.2%、失業保険申請件数=予想-1.8万人 前回-2.8万人
18:00 ユーロ 3月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.9% 前回0.3%、前年比予想3.5% 前回3.3%、 コア=前月比予想0.6% 前回0.5%、前年比予想2.4% 前回2.4%
21:30 米 3月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.4% 前回0.0%、前年比予想4.0% 前回4.0%、コア指数=前月比予想0.2% 前回0.0%、前年比予想2.4% 前回2.35
21:30 米 3月の実質所得=予想0.2% 前回0.3%
21:30 米 3月の住宅着工件数=予想102万件 前回106.5万件、建設許可件数=予想97.3万件 前回98.4万件
21:30 カナダ 2月の製造業出荷=前月比予想0.5% 前回1.3%
22:15 米 3月の鉱工業生産=予想-0.1% 前回-0.5%、設備稼働率=予想80.3% 前回80.4%
03:00 米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
イエレン・サンフランシスコ地区連銀総裁が経済見通しについて講演
プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁が講演 「教育と金融政策の目的」


●4/17 (木曜日)
13:30 日本 2月の鉱工業生産・確報=前月比予想 前回-1.2%、前年比予想 前回4.2%
16:15 スイス 2月の小売売上高=前年比予想1.6% 前回1.3%
17:00 ユーロ ECB月例報告
18:00 スイス 4月のZEW投資者センチメント=予想 前回-71.7
18:00 ユーロ  2月の貿易収支=予想-20億ユーロ 前回-21億ユーロ
20:00 カナダ 3月の消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.3% 前回0.4%、前年比予想1.4% 前回1.8%
21:30 米 新規失業保険申請件数 (4/13までの週)=予想37.5万件 前回35.7万件
23:00 米 4月のフィラデルフィア連銀景況指数=予想-15.0 前回-17.4
23:00 米 3月の景気先行指数=前月比予想0.1% 前回-0.3%
コーン米FRB副議長がリッチモンド地区連銀主催のクレジット市場シンポジウムで講演
ロート・スイス中銀総裁が講演
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁が講演「国際貿易の進化」
ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁が同連銀主催のクレジット市場シンポジウムの合間に会見


●4/18 (金曜日)
10:30 豪 第1四半期輸入物価指数=前期比予想0.5% 前回0.2%、輸出物価指数=前期比予想3.0% 前回-0.6%
14:00 日本 3月の消費者態度指数=予想 前回36.4
15:00 独 3月の生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.5% 前回0.7%、前年比予想4.0% 前回3.8%
17:30 英 3月マネーサプライM4・速報=前月比予想0.5% 前回0.2%、前年比予想11.6% 前回12.4%
17:30 英 3月のPSNB=予想80億ポンド 前回26.7億ポンド、 PSNCR=予想180億ポンド 前回29億ポンド
21:30 カナダ 3月の景気先行指数=前月比予想0.0% 前回-0.3%
21:30 カナダ 2月の卸売売上高=前月比予想0.4% 前回2.6%
米ボストン地区連銀総裁がリッチモンド地区連銀主催のクレジット市場シンポジウムでパネルディスカッションに参加 。


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

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外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

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外国為替 今週のマーケット


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