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外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻き戻しが積極的に行なわれ、ユーロはクロスで弱く、暫くはスイスや円売りが続きそうである。


グリーンスパン元FRB議長は「金融危機の最悪期は脱した」、ウェーバー独連銀総裁は「金融市場混乱の最悪の局面は過ぎた」などの発言が見られ、ドルの買い戻しに拍車をかけている。また、欧米通貨担当者からの発言は、通貨当局者の予想を遥かに上回る消費物価の上昇に、インフレ懸念が強く、利下げ環境が大きく変わりつつあることが推測できる。


今後も、インフレに強い通貨や、コモディティ価格の上昇に強い通貨を中心に、ポジションを作る必要があり、NOKやAUDが選択肢で、SGDやTWDも買い選好されている。


ドル嫌いで有名な、著名なジョージ・ソロス氏は「ユーロは、ドルに代わって世界の基軸通貨になることはないだろう」とも発言、どうも違和感を受ける発言となっている。世界的なドルからの資金シフトによるEUR外貨準備の拡大や、米国金融不安のヘッジや金利差を意識したユーロ買いに連日高値を更新しながらも、1.60を直前に足踏み状態が続き、エリオットのテクニカルアナリストの中には、1.6台乗せから急激なユーロ安を予想する意見が増えている。


14日の週から始まった、米国株の上昇が本物で、昨年8月から続いた米金融市場の混乱が収束し、ドルへの信任が回復できるのか、今後の推移を見守りたい。


今週は金融政策関連の発表が多くなっている。

金融政策では、
22日=カナダ中銀は景気鈍化が激しく政策金利を0.5%引き下げ3.0%が予想されている。
23日=スウェーデン中銀は4.25%の据置き、ノルウェー中銀は政策金利0.25%引き上げ5.5%が予想され、クロスでNOK買いが続いていた。また、イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)議事録が公表され、先のMPCは8対1で利下げが決定されたと予想されており、この割合が変わるようであればポンドへの影響が大きくなる。
24日=NZ中銀は8.25%の政策金利を据え置くことが予想され、CPIが中銀ターゲット1~3%を上回る3.4%にあり、当面変更が無いと思われている。
インフレ関連指標では、21日=豪PPI、スイス輸入生産価格指数、23日=豪CPI、25日=日本CPI、25日~29日=独CPIが予定されている。
個人消費関連では23日=カナダ小売売上高、24日=英小売売上高があり、為替変動リスクは高い指標の一つでもある。
住宅関連では、21日=英ライトムーブ住宅価格、22日=米中古住宅販売件数、24日=米新築住宅販売件数、24日~30日=英ネーションワイド住宅価格が注目される。
その他、21日=日本第3次産業活動指数、23日=独製造業・サービス業PMI、24日=日本全産業活動指数、イングランド銀行の金融安定化レポート、独IFO景況指数、カナダ中銀金融政策レポート、米耐久財受注、25日=英GDP、米ミシガン大消費者信頼感指数は注意したい。


●4/21 (月曜日)
08:50 日本 2月の第3次産業活動指数=前月比予想-0.5% 前回0.7%
09:01 英 4月のライトムーブ住宅価格=前月比予想 前回0.8%、前年比予想 前回5.0%
10:30 豪 第1四半期の生産者物価指数=前月比予想1.0% 前回0.6%、前年比予想3.9% 前回2.8%
14:00 日本 2月の景気動向調査・改訂値=先行指数予想54.5% 前回50.0%、一致指数予想=70.0% 前回44.4%
16:15 スイス 3月の輸入・生産価格指数=前月比予想0.3% 前回0.2%、前年比予想3.5% 前回3.6%
21:30 米 シカゴ連銀全米活動指数=予想 前回-1.04
トリシェECB総裁が開会の発言、ECBと欧州委員会共催の欧州における証券取引決済業務に関する会合
エバンズ・シカゴ連銀総裁、シカゴ・マネー・スマート・ウィーク」の朝食会で発言
クロズナーFRB理事、「革新的な地域開発における投資活動の課題」について講演
エバンズ・シカゴ連銀総裁、「マネー・スマート・ウィーク」の一環としてネイパービル・ノース・ハイスクールで講演


●4/22(火曜日)
15:15 スイス 3月の貿易収支=予想6億スイス 前回15.5億スイス
22:00 カナダ カナダ中銀金融政策発表=政策金利0.5%引き下げ3.5%→3.0%を予想
23:00 米 4月のリッチモンド連銀製造業指数=予想 前回 6
23:00 米 3月の中古住宅販売件数=予想-1.6%・492万件 前回2.9%・503万件


●4/23(水曜日)
08:50 日本 3月の通関ベース貿易収支=予想1.3127兆円 前回0.9662兆円
10:30 豪 第1四半期消費者物価(CPI)=前期比予想1.1% 前回0.9%、 前年比予想4.0% 前回3.0%
16:30 スウェーデン スウェーデン中銀(Riksbank Repo Rate)金融政策発表=政策金利4.25%の据置きを予想
16:30 独 4月の独製造業PMI=予想 前回55.1、サービス業PMI=予想 前回51.8、Composit PMI=予想 前回53.2
16:30 スウェーデン 3月の失業率=予想6.1% 前回6.1%
17:30 英 4月9~10日のイングランド銀行MPC議事録=予想8対1で政策金利0.25%の引き下げを実施
18:00 ユーロ 2月の工業受注=前月比予想 前回2.0%、前年比予想 前回7.3%
21:00 ノルウェー ノルウェー中銀(Norges Bank Key Rate)金融政策発表=政策金利0.25%引き上げ5.5%を予想
21:30 カナダ 2月の小売売上高=前月比予想0.1% 前回1.5%、除く自動車予想=0.4% 前回1.3%


●4/24 (木曜日)
06:00 NZ NZ中銀(RBNZオフィシャル・キャッシュレート)金融政策発表=政策金利8.25%の据置きを予想
08:50 日本  2月の全産業活動指数=前月比予想-0.5% 前回0.0%
08:50 日本 3月の企業向けサービス価格指数=前年比予想 前回0.7%
09:01 英 イングランド銀行=金融安定化レポートを発表
17:00 独 4月のIFO景況指数=予想104.4 前回104.8、現況指数=予想111.5 前回111.5、期待指数=予想98.0 前回98.4
17:30 英 3月の小売売上高指数=前月比予想-0.2% 前回0.9% 前年比予想3.6% 前回5.5%
19:00 英 CPI trends order(受注)=予想4.0 前回7.0
21:30 米 新規失業保険申請件数 (4/20までの週)=予想37.5万件 前回37.2万件
21:30 米 3月の耐久財受注: 新規受注=前月比予想0.0% 前回-1.1%、除く輸送機器=予想0.4% 前回-2.4%、除く国防関連=予想-1.0% 前回-1.5%、除く航空機&非国防資本財=予想0.0% 前回-2.4%
23:00 米 3月の新築住宅販売件数=予想-0.8%・58万件 前回-1.8%・59万件
23:30 カナダ カナダ中銀金融政策レポート
24~30日 15:00 ネーションワイド住宅価格=前月比予想 前回-0.6%、前年比予想 前回1.1%
トリシェECB総裁あいさつ、ECB主催の「統計に関する戦略的ビジョン、今後10年間の課題」につて会議


●4/25 (金曜日)ウェリントン、シドニー休場 (アンザックデー休暇)
08:30 日本 4月の東京都区部消費者物価指数=前年比予想0.5% 前回0.6%、除く生鮮食品=前年比予想0.5% 前回0.6%
08:30 日本 3月の全国消費者物価指数=前年比予想1.2% 前回1.0%、除く生鮮食品=前年比予想1.2% 前回1.0%
17:00 ユーロ 3月のマネーサプライM3・季調済=前年比予想10.8% 前回11.3%
17:30 英 第1四半期のGDP・速報値=前期比予想0.4% 前回0.6%、前年比予想2.5% 前回2.8%
23:00 米 4月のミシガン大消費者信頼感指数・確報値=予想63.2 前回69.5、景気現況指数=予想78.5 前回84.2、消費者期待指数=54.5 前回60.1
25日~29日 未定 独 4月の消費者物価指数(CPI)速報値=前月比予想0.1% 前回0.5%、前年比予想2.7% 前回3.1%


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

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外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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