Top >  外国為替 今週のマーケット >  外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まっていた。しかし、先週は円高・ポンド安など主要通貨でばらつきがあるものの、このドル買いの流れも弱まり、原油価格は連日に渡り高値更新を続け、商品価格が上昇したが、長期金は弱く株価は下落傾向が続いた。


今週は、米経済の楽観論に疑問を抱きながら、ドル売り・買い、どちらの流れが正しいのか見極める動きへと変わっている。先週はホーニング・カンザスシティー連銀総裁から将来の利上げを示唆する発言に相場が急変する動きもあったが、今週も多くの通貨当局者の発言が控えており、それが材料にされ相場が動くことは間違いない。


いずれにしても、経済指標と発言に振り回される相場を考えながらも、ドル高の流れがどこまで続くのかを試しきれているようには思えず、円高の流れも長続きするようにも思えない。先々週のドル高値圏を試す動きを期待したい。


今週は非常に高いイベントリスクの経済指標もなく、中程度の経済指標が数多く発表され、通貨当局者の発言も非常に多く、ほぼ毎日発言が予定されており、その発言内容で一喜一憂することになりそうである。


インフレ関連の指標が多く、12日=英PPI、13日=スウェーデン・英CPI、英輸入物価指数、14日=日本企業物価指数、英四半期インフレレポート、米CPI、15日=独・ユーロCPI、16日=NZCPIと目が離せない。


住宅関連の市場も多く、12日=豪住宅ローン、カナダ新築住宅価格指数、13日=英RICS住宅価格、英DLCG住宅価格、14日=豪第1四半期住宅価格指数、15日=米住宅建設業指数、16日=米住宅着工件数が予定され、引き続き住宅関連の指数で株式=為替相場が動くことは多い。


景気判断の関連では、12日=米スペンディングパルス小売売上高、13日=米小売売上高、15日=NZ小売売上高指数、NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀景況指数、16日=スイス小売売上高、米ミシガン大消費者信頼感指と多く、米金融不安も解消に向かい景気が回復するとの期待感も強い中で、注目される。


GDP経済成長では、15日=独・ユーロGDP、16日=日本GDP、雇用関連では、14日=英失業率、15日=豪週間平均賃金、貿易収支では、12日=英貿易収支、16日=ユーロ貿易収支が予定されている。


●5/12 (月曜日) フランクフルト、チューリッヒ休場(聖霊降臨祭翌日の月曜日) 香港休場(釈迦誕生日)
8:50 日 4月 マネーサプライM2+CD =前年比予想2.2% 前回2.2%
14:00 日 4月 景気ウォッチャー調査=現状判断DI=予想 前回36.9、先行き判断DI=予想 前回38.2
10:30 豪 3月 住宅ローン=予想-1.0% 前回-5.9%
10:30 豪 3月 投資家住宅ファイナンス=予想 前回-9.5%
17:30 英 3月 貿易収支=予想-75億ポンド 前回-74.87億ポンド、ユーロ圏除く=予想-40億ポンド 前回40.2億ポンド
17:30 英 4月 生産者物価指数(PPI )=前月比予想0.6% 前回0.9%、前年比予想6.4% 前回6.2%、 コア・産出指数(output)=前月比予想0.3% 前回0.3%、前年比予想3.2% 前回3.0%、PPI・投入指数(Input)=前月比予想1.6% 前回1.8%、前年比予想21.4% 前回20.4%
21:30 カナダ 3月 新築住宅価格指数=前月比予想0.2% 前回0.3%
1:00 米 4月 スペンディングパルス小売売上高=予想 前回0.6%
3:00 米 4月 財政収支=予想1600億ドル 前回1776.7億ドル
22:15 米 エバンズ米シカゴ中銀総裁が経済見通しについて講演
23:30 ユーロ トリシェECB総裁が「経済とオープン・ソサエティ」会合に出席 (ミラノ)


●5/13(火曜日)
9:01 英 4月 RICS住宅価格=予想-75.0 前回-78.5
16:30 スウェーデン 4月 消費者物価指数(CPI)=前月比予想3.3% 前回3.4%、前年比予想2.2% 前回2.3%
17:30 英 4月 消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.5% 前回0.4%、前年比予想2.6% 前回2.5%、RPI=前月比予想0.6% 前回0.3%、前年比予想3.9% 前回3.8%、RPI-X(retail prices)=前月比予想0.5% 前回0.5%、前年比予想3.6% 前回3.5%
17:30 英 3月 DCLG住宅価=前年比予想6.0% 前回6.7%
21:30 米 4月 輸入物価指数=前月比予想1.7% 前回2.8%、輸出物価指数=予想0.8% 前回1.5%
21:30 米 4月 小売売上高=前月比予想-0.1% 前回0.2%、除く自動車=予想0.2% 前回0.1%
23:00 米 3月 企業在庫=前月比予想0.4% 前回0.6%
19:10 米 ピアナルト米クリーブランド地区連銀総裁、 「グローバライゼーションと金融政策」について講演
アトランタ地区連銀主催の金融市場改革に関する会議 (14日まで、米ジョージア州シーアイランド)
21:20 米 バーナンキ米FRB議長が衛星を通じてRBA2008年コンフェランス 「FRBの流動性対策」について講演
22:15 米 ウォーシュ米FRB理事が司会の討論会
0:00 米 プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁が司会の討論会
2:00 米 イエレン総裁米サンフランシスコ地区連銀総裁が「金融政策立案者の観点からみた米経済見通し」について講演
2:00 米 ホーニグ米カンザスシティー地区連銀総裁が経済見通しについて講演
2:30 米 フィッシャー米ダラス地区連銀総裁がFRBと経済について講演
7:00 米 エバンズ米シカゴ地区連銀総裁があいさつ米大統領選予備選(ウェストバージニア州)


●5/14(水曜日)
7:50 日 4月 企業物価指数=前月比予想0.5% 前回0.5%、前年比予想3.6% 前回3.9%
8:50 日 3月 経常収支=予想2.8兆円 前回2.4677兆円
8:50 日 3月 貿易収支=予想1.2兆円 前回1.0353兆円
10:30 豪 第1四半期 住宅価格指数=前期比予想1.1% 前回1.1%、前年比予想4.3% 前回4.2%
17:30 英 4月 失業率=予想2.5% 前回2.5%、ILO=予想5.2% 前回5.2%、失業保険申請件数=予想0.0万人 前回-1.2万人、3ヶ月平均賃金=予想3.7% 前回3.6%
18:00 ユーロ 3月 鉱工業生産・季調済=前月比予想-0.3% 前回0.3%、前年比予想2.4% 前回3.1%
18:30 英 BOE四半期インフレレポート
21:30 米 4月 消費者物価指数(CPI): 全品目=前月比予想0.3% 前回0.3%、前年比予想4.0% 前回4.0%、コア指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想2.4% 前回2.4%
21:30 米 4月 実質所得=予想-0.2% 前回0.2%


米FRB理事会と米ボストン地区連銀共催の会議「オペレーションリスクの測定と管理に対する新たな挑戦」(ボストン)
21:00 米 ローゼングレン米ボストン地区連銀があいさつ
22:15 米 クロズナー米FRB理事が「リスク管理とバーゼル2」について講演
4:45 米 イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁「FOMC概論」で講演


●5/15 (木曜日)
7:45 NZ 3月 小売売上高指数=前月比予想 前回-0.7%、第1四半期小売売上高指数=前期比予想 前回0.3%、前年比予想 前回7.7%
8:50 日 3月 機械受注=前月比予想-6.1% 前回-12.7% 前年比予想-0.7% 前回2.4%
10:30 豪 第1四半期 週間平均賃金=予想 前回0.6%
15:00 独 第1四半期 GDP・速報=前期比予想0.7% 前回0.3%、前年比予想1.8% 前回1.8%
15:00 独 4月 消費者物価指数・確報(CPI)=前月比予想-0.2% 前回0.5%、前年比 2.4% 前回3.1%、 HICP=前月比予想-0.3% 前回0.5%、前年比予想2.6% 前回3.3%
14:45 スイス 第2四半期 消費者信頼感=予想10 前回14.0
17:00 ユーロ ECB月例報告
18:00 ユーロ 4月 消費者物価指数(HICP)=前月比予想0.4% 前回1.0%、前年比予想3.3% 前回3.6%、コア=前月比予想0.3% 前回0.9%、 前年比予想2.4% 前回2.7%
18:00 ユーロ 第1四半期 GDP=前期比予想0.5% 前回0.4%、前年比予想1.9% 前回2.2%、[前期比] +0.4% +0.5% --
21:30 カナダ 3月 製造業出荷=前月比予想0.2% 前回1.6%
21:30 米 新規失業保険申請件数(5/11までの週)=予想37万件 前回36.5万件
21:30 米 5月 NY連銀製造業景気指数=予想0.0 前回0.63
22:00 米 3月 対米証券投資=予想625億ドル 前回725億ドル
22:15 米 4月 鉱工業生産=前月比予想-0.3% 前回0.3%、設備稼働率=前月比予想80.1%  前回80.5%
23:00 米 5月 フィラデルフィア連銀景況指数=予想-19.0 前回-24.9
2:00 米 5月 住宅建設業者指数(NAHB)=予想20 前回20


国際資本市場協会の第40回年次総会(16日まで)
20:40 ユーロ トリシェECB総裁が講演 米シカゴ地区連銀主催のクレジット市場混乱に関する会議(シカゴ)
22:15 米 エバンズ米シカゴ地区連銀総裁があいさつ
22:30 米 バーナンキ米FRB議長が「リスク管理と銀行業務」について講演
6:00 米 ミシュキンFRB理事が「資産価格バブル・中銀の対応策」について講演
ブリュッセル経済フォーラム(16日まで) アルムニア欧州委員、ストロスカーンIMF専務理事、 黒田アジア開発銀行総裁、パパデモスECB副総裁、 周小川中国人民銀行総裁らが講演


●5/16 (金曜日)
7:45 NZ 第1四半期 生産者物価指数(PPI)=前期比 前回1.3%
8:50 日 第1四半期 GDP・一次速報=前期比予想0.6% 前回0.9%、前年比予想2.5% 前回3.5%、 デフレーター=予想-0.4% 前回-1.3%
13:30 日 3月 鉱工業生産・確報=前月比予想 前回-3.1%、前年比予想 前回-0.4%
14:00 日 4月 消費者態度指数=予想35.0 前回37.0
16:15 スイス 3月 小売売上高=前年比予想5.1% 前回3.3%
18:00 ユーロ 3月 貿易収支=予想5億ユーロ 前回8億ユーロ
21:30 米 4月 住宅着工件数=予想94万件 前回94.7万件、住宅着工許可件数=予想 前回92万件
22:55 米 5月 ミシガン大消費者信頼感指速報値=予想62.0 前回62.6、景気現況指数=予想76.0 前回77.0、消費者期待指数=予想53.8 前回53.3


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


スポンサードリンク