Top >  外国為替 今週のマーケット >  外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月1日以降はじめて終値で1.55台を示現し、AUDUSDは過去最高を更新、1.55台まで急伸、強気なドルのセンチメントも弱まりつつある。この流れが連休を控えた海外市場(来週5月26日月曜、米国・英国が祭日で休場)で、ドル売りを加速ことなるのではと危惧される。


先週は、日経平均株価は14219.48円と4.13%上昇、NYダウは12986.80ドルと1.89%上昇したが、前週の下げを回復できず引き続き13,000円を割り込んでいる。金価格は上昇したが(899.90←885.80)、原油価格は上昇も落ち着き(126.29←125.96)、ドルは小幅ながら値を下げ、円もクロスでは値を下げて、長期金利は(10年国債利回り)は、日本=1.675%(前週1.555%)、米国=3.85%(前週3.769%)と金利の上昇が目立ち、日米金利差は2.175%まで縮小している。


今週の経済指標から、重要な経済指標の発表も少なく、特に米国の経済指標は極端に少なくなっている。その中で、注目されているのは、21日=イングランド銀行(BOE)MPC議事録とFOMC議事録、そして、22日=米住宅価格指数となっている。先週発表されたBOE銀行四半期インフレレポートでは年後半にインフレが落ち着くことが予想され、緩やかな利下げ期待が強まりつつある。PMC議事録では8対1で金利据え置きが決定されたと予想され、これが変わるようならインパクト大きい。また、先のFOMCでは政策金利が0.25%引き下げられ、市場では来年中旬までは金利が据え置かれることが予想されており、それを裏付けることができるのか、また意外な討議がされたのか気になる。米連邦住宅公社監督局(OFHEO)が発表する米住宅価格指数も、影響力は大きい。


◎住宅関連では、19日=英ライトムーブ住宅価格、22日=米住宅価格指数、23日=米中古住宅販売件数が予定さえ、相変わらず市場へのインパクトは大きい。
◎金融政策では、20日=日銀(金利据え置き予想)、21日=イングランド銀行MPC議事録、米FOMC議事録、23日=日銀金融政策決定会合議事要旨と発表され、今週の波乱要因となっている。
◎インフレ関連では、20=独PPI、スイス価格指数、米PPI、21日=カナダCPIが予定されている。
◎景況感判断では、20日=独・ユーロZEW景況感調査、シカゴ連銀全米活動指数、21日=独Ifo,スイスZEW景況感指数、23日=独・ユーロPMI速報値が予定され、景気の判断を先取りする発表だけに、今後の方向性を判断できる。
◎個人消費関連では、22日=英・カナダ小売売上高で個人消費が判断され、インパクトは大きい。
◎成長関連では、21日=ノルウェーGDP、23日=英GDPが予定されている。


●5/19 (月曜日)
8:50 日本 3月 第3次産業活動指数=前月比予想0.5% 前回-1.7%
14:00 日本 3月 景気動向調査・改訂値: 先行指数=予想 前回20.0%、一致指数=予想 前回33.3%
14:30 日本 日銀金融政策決定会合=政策金利0.5%の据置きを予想
15:00 独 4月 生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.5% 前回0.7%、前年比予想4.6% 前回4.2%
16:15 スイス 4月 生産者&輸入価格=前月比予想0.5% 前回0.6%、前年比3.4%予想 前回3.9%
18:00 独 5月 ZEW景況感調査=予想-37.0 前回-40.7
18:00 ユーロ 5月 ZEW景況感調査=予想-44.2 前回-44.8
18:00 ユーロ 3月 建設支出=前月比予想0.7% 前回1.2%、前年比予想4.5% 前回4.3%
21:30 カナダ 3月 卸売売上高=予想0.5% 前回-1.8%
21:30 米 4月 生産者物価指数(PPI)総合=前月比予想0.4% 前回1.1%、前年比予想6.6% 前回6.9%、コア(除く食品・エネルギー)=前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想2.9% 前回2.7%
21:30 米 4月 シカゴ連銀全米活動指数=予想 前回-0.78
2:00 米 コーン米FRB副議長が経済見通しについて講演(ニューオリンズ)


●5/20(火曜日)
8:50 日本 3月 第3次産業活動指数=前月比予想0.5% 前回-1.7%
9:30 豪 4月 豪中銀理事会議事録
14:00 日本 3月 景気動向調査・改訂値: 先行指数=予想 前回20.0%、一致指数=予想 前回33.3%
14:30 日本 日銀金融政策決定会合=政策金利0.5%の据置きを予想
15:00 独 4月 生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.5% 前回0.7%、前年比予想4.6% 前回4.2%
16:15 スイス 4月 生産者&輸入価格=前月比予想0.5% 前回0.6%、前年比3.4%予想 前回3.9%
18:00 独 5月 ZEW景況感調査=予想-37.0 前回-40.7
18:00 ユーロ 5月 ZEW景況感調査=予想-44.2 前回-44.8
18:00 ユーロ 3月 建設支出=前月比予想0.7% 前回1.2%、前年比予想4.5% 前回4.3%
21:30 カナダ 3月 卸売売上高=予想0.5% 前回-1.8%
21:30 米 4月 生産者物価指数(PPI)総合=前月比予想0.4% 前回1.1%、前年比予想6.6% 前回6.9%、コア(除く食品・エネルギー)=前月比予想0.2% 前回0.2%、 前年比予想2.9% 前回2.7%
21:30 米 4月 シカゴ連銀全米活動指数=予想 前回-0.78
2:00 米 コーン米FRB副議長が経済見通しについて講演(ニューオリンズ)


●5/21(水曜日)
9:30 豪 5月 WestPac消費者センチメント=前月比予想2.0% 前回-1.3%
17:00 ノルウェー 第1四半期 GDP=前期比予想0.7% 前回1.3%、前年比予想 前回6.3%
17:00 独 5月 Ifo 景況指数=予想102.0 前回102.4、現況指数=予想108.2 前回108.4、期待指数=予想96.5 前回96.8
17:30 英 4月 PSNB(公共部門純借入額)=予想-21億ポンド 前回101.6億ポンド、PSNC(公共部門純借入所用額=予想-25億ポンド 前回126.6億ポンド
17:30 英 イングランドMPC議事録 =8対1で政策金利据え置きを予想
17:30 英 4月 マネーサプライM4・速報=前年比予想 前回11.9%
18:00 スイス 5月 ZEW景況感指数=予想 前回-71.4
20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI)=前月比予想 前回0.4%、前年比予想 前回1.4%
21:30 カナダ 4月 景気先行指数=予想0.1% 前回0.0%
3:00 米 FOMC議事録(4月29・30日) =
ユーロ ECB理事会(発表や政策金利変更の予定無し)、変更があれば21:30時に発表
2:00 米 ウォーシュFRB理事が講演(ワシントン) 「非常時のフェデラルファンド金利活用」


●5/22 (木曜日)
独・フランクフルト休場(聖体節)
8:50 日本 4月 通関ベース貿易収支=予想0.739兆円 前回1.1144兆円
8:50 日本 3月 全産業活動指数=前月比予想-0.2% 前回-1.4%
17:30 英 4月 小売売上高=前月比予想-0.4% 前回-0.4%、前年比予想4.2% 前回4.6%
18:00 ユーロ 3月 新規受注=前月比予想-0.5% 前回0.6%、前年比予想6.4% 前回9.9%
19:00 英 5月 CBI trends-orders=前月比予想-15.0 前回-13.0
21:30 米 5/18週 新規失業保険申請件数=予想37.0万件 前回37.1万件
21:30 カナダ 5月 小売売上高=前月比予想 前回-0.7%、除く自動車=前月比予想 前回-0.3%
23:00 米 3月 住宅価格指数=前月比予想 前回0.6%、第1四半期住宅価格指数=前期比予想-1.0% 前回0.1%
16:00 独 ウェーバー独連銀総裁発言、第10回ブンデスバンク春季会合
22:00 米 クロズナーFRB理事が講演「モーゲージ市場の修復と回復の見通し」(米フロリダ州アメリアアイランド)
ノルウェー Gjedremノルウェー中銀総裁発言


●5/23 (金曜日)
8:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(4月8・9日分)
15:15 スイス 4月 貿易収支=予想 前回12.5億スイス
16:30 英 第1四半期 GDP改定値=前期比予想0.4% 前回0.4%、 前年比予想2.5% 前回2.5%
17:00 ユーロ 5月 Comp PMI速報値=予想51.5 前回51.9、製造業PM速報値I=予想50.4 前回50.7、 サービス業PMI速報値=予想51.7 前回52.0
17:00 独 5月 CompositePMI速報値=予想 前回55.0、 サービス業PMI速報値=54.0 前回54.9、 製造業PMI速報値=予想53.5 前回53.6
23:00 米 4月 中古住宅販売件数=予想485万件・-1.6% 前回493万・-2.0%
30カ国財務相・中央銀行総裁会議(G30)(26日まで、エルサレム) トリシェECB総裁、キング英中銀総裁、周小川・中国人民銀行総裁らが参加
5月26日(月)は米国(メモリアルデー)、英国(バンクホリデー)で休場となり、ロングウィークエンド前にポジション調整が強まる可能性がある


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


スポンサードリンク