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外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、カナダドルとポンド高が先導している。NZD高も政府の減税案に上昇、AUDUSDは下落、低金利通貨のスイスフラン+円のも週末には、海外3連休前にキャリートレードの巻き戻しに、買いが入った。


市場の関心は株価の上下と金利差にあり、債券利回りを見ながら、仮にドル円では、日米金利差が縮小すればドル売り、拡大すればドル買いに動き、株価下落=円・スイス買い、株価上昇=売りとなっている。また、原油価格とドル相場の関連性は高く、原油価格上昇=ドル売り、低下=ドル買いの流れも続いている。


今後の方向性は、減税による米景気回復期待は残り、一時ほどの回復期待や金融安定期待の買いも弱まっているものの、特にドルを売る材料も少ない。ドルショートポジションの巻き戻しも終了し、主要国通貨のロングポジションもそれほど拡大していない。材料はミックスなのだが、ドル売りセンチメントは変わりそうにない。


つまり、週末のNYダウは13,000円台回復から、12,500円を割り込み下落、10年国債利回りでも、米国=3.854%(前週3.850%)、独=4.264%(前週4.178%)と独・米間の金利が拡大、日米間では縮小し、主要通貨高(ドル売り)からか始まりやすく、週後半では逆にドルの買い戻しが入ることを予想している。


今週は、週末金曜日に多くの経済指標の発表が予定され、特に需要な経済指標もなく、英経済指標は極端に少なくない。その中で、国内要因として注目したいのは、日本の全国CPIで、ガソリン価格の一時的な低下から、前月から低下が予想されているが、東京都部ではこの要因が除かれた5月ではインフレ傾向が続き、債券利回りの上昇、株価+為替へもその影響が波及する。また、ユーロ圏CPIは前月比3.5%と再び上昇傾向が予想され、米個人消費支出のコアPCEの低下が予想されているが、こちらも注意して見る必要がある。


◎住宅関連では、26日=英ホームトラック住宅価格、27日=米新築1戸建て住宅販売件数、28日=ネーションワイド住宅価格、30日=NZ住宅建設許可が控えている。
◎インフレ関連では、未定=独CPI、30日=日本CPI、ユーロCPIが注目される。
◎成長関連では、27日=独GDP、29日=米第1四半期GDP、30日=カナダGDPが注目される。
◎個人消費関連では、未定=独小売売上高、30日=米個人所得・消費支出が注目される。
◎金融政策関連では、26日=マレーシア中銀(金利据え置き予想)、28日=ノルウェー中銀(金利据え置きを予想)。
◎その他では、28日=米耐久財受注、30日=米シカゴ購買部協会景気指数、米ミシガン大消費者信頼感指数確報値が注目されている。


●5/26 (月曜日)  ロンドン休場(レイト・メイ・バンク・ホリデー)、米国休場(メモリアル・デー)
9:01 英 5月のホームトラック住宅価格=前月比予想 前回-0.6%、前年比予想 前回-0.9%
7:45 NZ 4月 貿易収支=予想-1.5億NZドル 前回-0.5億NZドル、輸入=予想34.9億NZドル、輸出=予想34.4億NZドル
20:00 マレーシア マレーシア中銀金融政策発表=政策金利3.5%の据置きを予想


●5/27(火曜日)
8:50 日本 4月企業向けサービス価格指数=前年比予想0.7% 前回0.4%
15:00 独 第1四半期 GDP・確報=前期比予想0.3%% 前回0.3%、前年比予想1.8% 前回1.8%
11:00 NZ 5月 企業信頼感指数=予想-51 前回-54.80
15:00 独 6月 GFK消費者信頼感調査=予想5.9 前回5.9
15:15 スイス 4月 貿易収支=予想12.7億スイス 前回12.5億スイス
18:30 南ア 第1四半期 GDP=前年比予想2.6% 前回5.3%
21:30 英 4月 BBA Consumer credit=予想4億ポンド 前回5億ポンド
21:30 英 4月 BBA 住宅貸出=予想48億ポンド、前回51億ポンド、住宅許可=予想3.2万件 前回3.54万件
22:00 米 3月 S&Pケース・シラー米住宅価格指数=予想-2.0% 前回-2.6%
23:00 米 5月 消費者信頼感指数=予想60.0 前回62.3
23:00 米 5月 リッチモンド連銀製造業指数=予想 前回0.0
23:00 米 4月 新築1戸建て住宅販売件数=予想52万件 前回52.6万件


21:15 米 クロズナーFRB理事がブラジル中銀セミナーで講演、 「モーゲージ市場の修復と回復の見通し」(22日の講演と同内容)
23:50 米 イエレン米サンフランシスコ地区連銀総裁が講演 、「政策の見通しと影響」(サンフランシスコ)

●5/28(水曜日)
10:30 豪 3月 Westpac Leading Index=前月比予想-0.1% 前回0.0
15:00 英 5月 ネーションワイド住宅価格=前月比予想-0.5% 前回-1.1%、前年比予想-1.9% 前回-1.0%
16:30 スウェーデン 4月 小売売上高=前月比予想 前回0.4%、前年比予想 前回3.9%
17:00 ユーロ 3月 経常収支=予想 前回43億ユーロ
18:30 南ア 4月 消費者物価指数(CPI)=前年比予想10.8% 前回10.6%、コア=予想10.0% 前回10.1%
21:00 ノルウェー ノルウェー中銀金融政策発表=政策金利5.5%の据置きを予想
21:30 米 4月 耐久財受注: 新規受注=前月比予想-1.0% 前回0.1%、除く輸送機器=予想-0.5% 前回1.6%、除く国防関連=予想-0.5% 前回0.1%、航空機器の非国防資本財=予想-0.5% 前回-1.0%
未定 独 5月 消費者物価指数(CPI)=HICP前月比予想0.4% 前回-0.3%、 前年比予想2.9% 前回2.6%、コア=前月比予想0.4% 前回-0.2%、前年比予想2.8% 前回2.4%
未定 独 4月 小売売上高=前月比予想 前回-0.1%、前年比予想 前回-6.3%、


1:50 米 スターン米ミネアポリス地区連銀総裁が講演、最近の地域・国内外経済状況(米ウィスコンシン州アルトゥーナ)
10:00 米 フィッシャー米ダラス地区連銀総裁が講演(サンフランシスコ) 、 「インフレと債務:金融政策と財政政策の相互関係」


●5/29 (木曜日) パリ休場(第二次大戦終戦記念日)
8:50 日本 4月 大型小売店販売額・速報 =前年比予想-0.1% 前回0.2%
17:00 ノルウェー 4月 小売売上高=前月比予想 前回-0.4%
17:00 独 5月 失業者数=予想7.8% 前回7.9%、失業者増減=予想-2万人 前回-0.7万人
17:00 ユーロ 4月 マネーサプライM3=前年比予想0.7% 前回0.7%、前年比予想10.3% 前回10.3%
19:00 英 6月 CBI Distributive Trade=予想-5 前回-26
21:30 米 5/25週 新規失業保険申請件数=予想37万件 前回36.5万件
21:30 米 第1四半期 GDP改定値: GDP=予想0.9% 前回0.6%、 デフレーター=予想2.6% 前回2.6%、 最終需要=予想0.1% 前回-0.2%、コアPCE価格指数=予想2.2% 前回2.2%、PCE価格指数=予想3.5% 前回3.5%
21:30 カナダ 第1四半期経常収支=予想30億カナダドル 前回-5億カナダドル


BIS 国際決済銀行(BIS)バーゼル委員会主催の会議 、「リスク移転メカニズムと金融の安定」(30日まで、バーゼル)
3:30 米 バーナンキFRB議長がBIS会議向けビデオ会議で講演 、「FRBの流動性対策」(13日の講演と同内容)
8:00 米 コーンFRB副議長がNY連銀とコロンビア大主催の会議で講演 、「短期金融市場と金融安定」(ニューヨーク)
30日 米 ローゼングレン・ボストン地区連銀総裁が講演(ボストン)


●5/30 (金曜日)
9:01 英 5月 GFK消費者信頼感調査=予想-26 前回-24
7:45 NZ 4月 住宅建設許可=前月比予想 前回-9.1%
8:30 日本 4月 失業率=予想3.9% 前回3.8%、 有効求人倍率=予想0.94 前回0.95
8:30 日本 4月 全世帯家計調査-消費支出=前年比予想-0.7% 前回-1.6%
8:30 日本 5月 東京都区部消費者物価指数=前年比予想0.8% 前回0.6%、前年比コア=予想0.9% 前回0.7%
8:30 日本 4月 全国消費者物価指数=前年比予想09% 前回1.2%、コア=予想1.0% 前回1.2%
8:30 日本 4月 鉱工業生産・速報=前月比予想-0.5% 前回-3.4%、 前年比予想1.6% 前回-0.7%
18:00 ユーロ 5月 消費者物価指数(CPI)・速報=前年比予想3.5% 前回3.3%
18:00 ユーロ 4月 失業率=予想7.1% 前回7.1%
18:00 ユーロ 5月 消費者信頼感=予想-12 前回-12、サービスセンチメント=予想7 前回7、エコノミックセンチメント=予想96.6 前回97.1
18:30 スイス 5月 KOF先行指数=予想1.09 前回1.20
21:30 米 4月 個人所得・消費支出: 個人所得=予想前月比0.2% 前回0.3%、個人消費支出=前月比予想0.2% 前回0.4%、コアPCE=前月比予想0.1% 前回0.2%、前年比予想2.1% 前回2.1%
21:30 カナダ 4月 鉱工業製品価格=前月比予想1.0% 前回1.7%、前年比予想 前回-0.3%
21:30 カナダ 3月 GDP=前月比予想0.0% 前回-0.2%、前期比予想0.6% 前回0.8%
22:45 米 5月 シカゴ購買部協会景気指数=予想48.5 前回48.3
22:55 米 5月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値 =予想59.5 前回48.3、景気現況指数=予想71.9 前回77.0、消費者期待指数=予想51.9 前回53.3


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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