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外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されドル高の流れも限定的との見方と、本格的なドル買いに反転するとの思惑が交錯したが、今のところはドルベア派のドルの戻り売りが次々に破れている。


ユーロ圏のインフレ指標は、ユーロ圏4月のCPIが前年比3.3%と前回3.5%からやや低下、独CPIは前年比2.4%と前回3.1%から急低下し、インフレ圧力が弱まることが期待され、ユーロの利上げ観測も後退しつつあるが、これも不確実性が高く不透明。


FOMCでは利下げサイクル終了の期待が持たれ、米金利上昇に欧米実質金利が縮小し、ユーロ売りの材料の一つとされ、EURUSD=1.55の重要なポイントを割り込み、EURGBPの売りも加わりユーロ売りが加速している。


このような中で、クレジットリスクのヘッジ通貨の円やスイスも弱く、USDJPY=105円の壁を超え、USDCHF=1.・05の壁を上抜けし、長期間続いたドルの買い戻しが続いている。


今週は、日本はゴールデンウイークの後半が始まり、ロンドン市場も5日に休場、パリ市場は8日に休場となる。予定を一月は早め実施した、米減税効果期待のドル買いが何処まで続くのか? 米金利が何処まで上昇できるのか? ユーロ圏のインフレ圧力が弱まりユーロが続落するのか?


市場の期待感はドルが戻るのかを確かめる相場に入っており、ドル買い→失敗→下落を繰り返しながら、EURUSDは1.53台半ば、USDCHFは1.6台半ば、USDJPY=106台半ば今週のドル高のターゲットとなりそうである。


今週は政策金利の発表が多く、その全てで金利据置きが予想されている。
6日=豪中銀は7.25%の現行金利の据え置きが予想され、8日=イングランド銀行も5.0%の据置き、欧州中銀も4.0%の据置きが予想され、市場では折込済みとなっており、むしろ注目は、イングランド銀行の声明や21:30時のトルシェECB総裁の記者会見を注目している。


金融機関の決算では、
6日=米ファニーメイ、スイス・UBS、7日=独コメルツ銀行が注目されており、株価の変動=為替変動になりやすい


◎インフレ関連では、
6日=スイスCPI、ユーロPPI、9日=ノルウェーCPI、独PPIの発表が予定されている。
住宅関連では、
6日=カナダ住宅建設許可、7日=中古住宅販売保留、8日=カナダ住宅着工件数、
◎景気先行指標では、
5日=米ISM非製造業景況指数、6日=英・独・ユーロサイビス業PMI、
◎雇用関連では、
8日=NZ・豪・スイス雇用統計、米新規失業保険申請件数、9日=カナダ雇用統計、
◎その他では、
5日=バーナンキFRB議長の講演、7日=ユーロ小売売上高、米単位労働コストが注目されている。


●5/5 (月曜日) こどもの日(東京市場休場)、ロンドン休場(アーリー・メイ・バンク・ホリデー)
9:30 豪 第1四半期住宅価格指数=前期比予想 前回3.2%
10:30 豪 4月 TD-MIインフレ指数=予想 前回0.4%
17:00 ユーロ 4月 Sentix Index=予想4.4(前回4.1)
23:00 米 4月 ISM非製造業景況指数=予想49.5 前回49.6、景気指数=予想51.5 前回52.2
9:30 米 バーナンキFRB議長が夕食会で講演「モーゲージ延滞と住宅差し押さえへの対応」
スイス 国際決済銀行(BIS)=グローバルエコノミー総裁会議(最終日、バーゼル)


●5/6(火曜日) 振替休日(東京市場休場)
10:30 豪 3月 貿易収支=予想 前回-32.89億豪ドル、輸出=前回3.2%、輸入=前回0.0%
13:30 豪 豪中銀(RBA)金融政策発表=政策金利7.25%の据置きを予想
14:45 スイス 4月 消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.9% 前回0.3%、 前年比予想2.4% 前回2.6%
16:55 独 サービス業PMI=予想54.6 前回51.8
17:00 ユーロ 4月 サービス業PMI=予想51.8(前回51.6)、総合PMI=予想51.9(前回51.8)
17:30 英 4月 サービス業PMI=予想51.6 前回52.1
18:00 ユーロ 3月 生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.7%(前回0.6%)、前年比予想5.6%(前回5.3%)
21:30 カナダ 3月 住宅建設許可=前月比予想-1.0% 前回1.4%
23:00 カナダ 4月 Ivey PMI=予想54.5 59.0
10:30 米 ホーニグ米カンザスシティー地区連銀総裁が講演「市場リスクと政策のリバランス」


●5/7(水曜日)
17:30 英 3月 鉱工業生産=前月比予想-0.1% 前回0.4%、 前年比予想0.8% 前回1.3%
17:30 英 3月 製造業生産高=予想-0.1% 前回0.4%、 前年比予想1.2% 前回1.9%
18:00 ユーロ 3月 小売売上高=前月比予想0.2% 前回-0.5%、前年比予想-0.6% 前回-0.20%
19:00 独 3月 製造業受注=前月比予想0.3% 前回-0.5%
21:30 米 第1四半期 非農業部門労働生産性=前期比予想1.4% 前回1.9%、 単位労働コスト=予想2.5% 前回2.6%
23:00 米 3月 中古住宅販売保留=前月比予想-0.9% 前回-1.9%
4:00 米 3月 消費者信用残高=予想60億ドル 前回51.6億ドル
21:30 米 クロズナーFRB理事が講演「差し押さえと安定化」


●5/8 (木曜日) パリ休場(第二次大戦終戦記念日)
7:45 NZ 第1四半期 失業率=予想3.5% 是回3.4%
10:30 豪 4月 雇用統計=失業率予想4.1% 前回4.1%、新規雇用者数予想 前回1.48万人
14:45 スイス 4月 失業率=予想2.5% 前回2.6%
15:00 独 3月 貿易収支=予想164億ユーロ 前回165億ユーロ
16:00 独 3月 経常収支=予想 前回154億ユーロ
19:00 独 3月 鉱工業生産=前月比予想-0.5% 前回0.4%、 前年比予想5.0% 前回6.1%
20:00 英 イングランド銀行(BOE)政策金利発=政策金利5.0%の据え置きを予想
20:45 ユーロ 欧州中銀(ECB)金融政策発表=政策金利4.0%の据置きを予想
21:15 カナダ 4月 住宅着工件数=年換算予想22.25万件 前回25.47万件
21:30 米 新規失業保険申請件数(5/4までの週)=予想37万件 前回38万件
23:00 米 3月 卸売在庫=前月比予想0.5% 前回1.1%
21:30 ユーロ トルシェECB総裁の記者会見


●5/9 (金曜日)
14:00 日 3月 景気動向調査・速報=先行指数予想20.0% 前回54.5%、 一致指数予想33.3%
20:00 カナダ 4月 失業率 =予想6.0% 前回6.0%、 雇用者変化=予想1万人 前回1.46万人
21:30 カナダ 3月 貿易収支=予想45億カナダドル 前回49億カナダドル、 輸出=前回393.2億カナダドル、 輸入=前回343.9億カナダドル
17:00 ノルウェー 4月 消費者物価指数(CPI)=前月比予想0.2% 前回0.1%、 前年比予想3.5% 前回3.2%、 コア=予想 前回2.1%
15:00 独 4月 生産者物価指数(PPI)=前月比予想0.3% 前回1.6%、前年比予想6.6% 前回7.1%


外国為替 今週のマーケット 2008年6月2日-6月6日

原油価格は、5月21日の133.70$の高値から小幅下落し、127.35ドルで越週、引き続き高値圏で推移ており、主要国では相変わらずインフレ懸念と景気鈍化が焦点となっている。 さて、今週を振り返ってみると、独消費者物価は前年比3.0%と強く...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月26日-5月30日

数週間前は、米金融市場の安定と、米景気回復期待からドル高が続いていたが、最近では、欧州諸国に景気回復期待が移り、原油価格や商品価格の高騰が続き、コモディテー通貨が強く、それがドル売りに結びついている。特にAUDUSDは24年来の水準となり、...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月19日-5月23日

金融不安が一段落し、米金融不安が解消に向かうとの期待感も残りながら、急速な回復も予想できず、期待と不安感とが交錯し、全体では為替変動幅も一時期と比較したら緩やかなものとなっている。しかし、EURやAUDが上昇し不安感も強く、URUSDは5月...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月12日-5月16日

先週は、長かった日本のゴールデン・ウイークも終わった。米国の大型減税実施時期の早期実施や金融機関の資金調達もスムーズに実施され、米金融市場の正常化期待が高まり、米経済の悲観的な見方も弱まり、長期金が上昇し、先々週にはドル買いの流れが強まって...

外国為替 今週のマーケット 2008年5月5日-5月9日

先週は、相次ぐ米政府・通貨当局者の度重なる金融危機対策に、ようやく信用リスクも薄らぎ金利も底打ちとの判断に、再び米国の投資が拡大し、米債利回りも上昇、ドルの買い戻しが加速し継続している。市場では、ドルショートポジションの巻き戻しに限定されド...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月28日-5月2日

月末と月初めに当り、実需の動きが活発になり、米雇用統計を週末に控え、今週も波乱の週になることが予想される。また、世界的なインフレ懸念+景気鈍化は避けられないものとなり、よりその傾向が強くなっている。 米国の信用収縮対策やサブプライム住宅ロー...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月21日-4月25日

一週間が終わり、注目の米金融機関の決算は大方の予想通りとなったが、市場の反動は株価上昇とドル高・円とスイスフラン安の展開となり、市場参加者は米国経済が最悪期を脱したと判断したのか、あるいは、そう思わないまでも、最悪期を予想したポジションの巻...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月14日-4月18日

G7声明を簡単にまとめると ◎経済が長期的には回復力を有していることを確信しているが、短期的な世界経済見通しは悪化した。 ◎国際金融市場の混乱はいまだにチャレンジングであり、われわれが想定したよりも長引き、新興市場国経済についても世界的な圧...

外国為替 今週のマーケット 2008年4月7日-4月11日

4月の第一週は決算要因も削げ、米金融不安がやや薄らぎ、世界各国の株価も上昇に転じたことで、リスクヘッジ通貨としての円は弱く主要通貨で大きく値を下げた。ドルは米雇用統計の悪化に、米国リセッション入りが確認され、4月30日のFOMCでは実質ゼロ...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月29日-4月4日

一週間を終わり、米金融不安もFRBの積極的な金融対策にやや弱まり、逆に企業の業績はやや改善を示す指標も一部でているが、エコノミストや関係者からは第4四半期か年内は米景気低迷を予想するものが多い。 本邦3月の本決算でも予想外に円相場は安定し、...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月24日-3月28日

先週末(3月21日)と月曜日(3月24日)はイースターで海外市場の休場が多く、当然その前に多かれ少なかれポジション調整の動きが入り、相場は動いた。特に目立ったものは、商品価格の下落で、CRBインデックス=416.40(17日)→377.45...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月17日-3月21日

今週末はイースターで休場となる市場が多い。20日には日本、21日には日本を除く海外主要市場は金曜日休場となり、来週24日(月曜)も多くの海外市場が休場となり、為替相場や他の取引もその影響は避けられない。例年であればポジション調整による逆の流...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月10日-3月14日

先週後半からの金融市場は、クレジットスプレッドも拡大、市場環境が悪化し、世界的な株価低迷も続き、ドルは下落し、新興市場国通貨も大きく値を下げた。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数も2ヶ月連続でマイナスとなり、景気後退のムードが高まり、C...

外国為替 今週のマーケット 2008年3月3日-3月7日

2月最終週の為替相場は波乱含みで、ドルは各主要通貨高で大きく値を崩し、円はクロスを含め円高傾向で一週間を終え、ドルペック制度を採用いる中東諸国の通貨も上昇、アジア通貨高が進み、主要国の株価は下落する不穏なな流れとなっている。 円は3月本邦期...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月25日-2月29日

一週間を終わってみれば、緩やかながらもドル安相場が続き、ドル円もレンジ相場から、一時106円台に入りドル高センチメントは薄らぎつつある。しかし、多くの為替市場参加者の見通しは相変わらず、ドルブル派、ドルベア派が入り乱れ、ユーロ・ポンド・円に...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月18日-2月22日

米国のサプブライム問題から発生した景気鈍化に、米国は急激な金利引き下げと大規模な経済対策を実施、更にはモノラインの救済にも力を注き、英国やユーロ圏への影響がむしろ心配され、ドルの買い戻しが続いていたが、先週末は再びドル売りが強まった。 週前...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月11日-2月15日

東京G7の影響は未知数ながら、各国財務相や中銀総裁が一同に集まり、サブプライム住宅関連の問題から始まった、金融不安による信用収縮による景気後退と、原油・一次産品価格の高騰から続いているインフレ問題を、いったいどのような処方箋で回復しようとす...

外国為替 今週のマーケット 2008年2月4日-2月8日

激動の1月が終わり2月に入っても金融不安によりクレジット市場の回復は鈍く、米国株の値動きが為替相場を形成していると言っても過言ではないほど、株価連動型の為替相場が続いている。 昨年末来の為替市場の乱交下は続き、市場参加者の多くは株価を見なが...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月28日-2月1日

先週は、サプライズなFRBの0.75%緊急金利引き下げに、世界的な株価の下落も何とか落ち着き、30日の米FOMCでの利下げを既に織り込みながら、各国の利下げの有無に為替は敏感に反応すると思われる。 ドルが予想以上に堅調なのは、ブッシュ政権が...

外国為替 今週のマーケット 2008年1月21日-25日

先週は米国がリセッション入りとの発言が多く聞かれるが、特に以下5点が注目された。 ① 米住宅着工=1970のオイルショック以来となる2年来低下を継続。 ② フィラデルフィア連銀業況指数=-20.9とリセッション時の数値。 ③ 米長期金利の大...

外国為替 今週のマーケット


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